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【エモ〜い】昔はどの家にもあった『クレンザー』が85円で売られている!! 『マジックリン』とタイマン張らせてみた結果 …

ロケットニュース24

初めて行く街の、おばあさんが1人で店番してる系の古い日用品店。近くにはドラッグストアがあり、品揃えや価格の面ではまるで勝負にならないだろう。が、おばあさんには “持ち家” そして “半分趣味” という強みがある……などと勝手に予想してみたりする。

そんなおばあさんの店の、お世辞にも豊富とはいえない商品ラインナップを眺めていると……こ、これは!!!!!!! 30年くらい前はどの家庭にも常備されていたことで知られる『クレンザー』やないか!!!!!! まだ生産されていたとは感激だ。ってか……

「税込85円」て、ワンチャン昭和から売れ残ってる説ある?

【画像】ウチのキッチンは今後この体制で行きたいと思います

・クレンザーと私

クレンザーは台所や風呂場といった水回り周辺の汚れに効果を発揮する洗剤の一種。少なくとも私が幼いころ(約30年前)はだいたいどの家庭にもあったし、そもそも小学校の水道付近に当たり前に置かれていた。( ※ ウチの地元だけだったらすみません)

水回り掃除の当番が回ってくると当然のごとくクレンザーをブチ撒いてゴシゴシしていた。中身がなくなると「クレンザーく〜ださい」と職員室へ行けばナンボでも新品がもらえた。

小学生がクレンザーを自由に扱えていた状況って、現在だとアウトなような気もする? かといって当時クレンザーによる事故とかが起こった記憶もないけれど。まぁ、時代ですわな。

このシールを剥がす瞬間が謎に嬉しいんだよね!

なお、この日のクレンザーの価格はマジで税込85円だった。アマゾンでは同様の商品が162円(それでも十分安い)で売られており、約2倍の価格差の原因は不明。昭和から時が止まっているんじゃなかろうか?

クレンザーの正体は粉。原材料欄を確認すると、成分の約94%は研磨剤なのだという。ちっとも知らなかった。

・謎のタイムロス

それでは今回、現代におけるキッチン洗剤の代表格『キッチン マジックリン』と『クレンザー』とをガチンコ対決させてみたい。

これでマジックリンとクレンザーに同等の効果が認められれば…………クレンザーに愛着のある我々は、きっと嬉しい気持ちになることだろう。

ところで、検証を前に想定外の問題が発生した。乱雑な印象が強い当編集部だが、意外にも水回りが全然汚れていなかったのである。こうなっては意図的に汚れを生み出すしかない。

インターネットで調べたところ、まな板にシミを作る食品の代表格はニンジンらしい。ニンジンのみじん切りをまな板に敷き詰め……

ダメ押しでソースをぶっかける。そのまま5時間放置。

ほとんど汚れていない……!

まな板のシミって付く時は絶望的に付くけど、狙うと上手くいかないものなんだなァ……。

仕方がないので、着色界の帝王こと赤ワインをまな板にぶち撒け、そのまま帰宅してやった。

翌日。さすがにコレで大丈夫だろ。水道でジャーっとひと流し。

まるで着色していない……!!!

・見えないところに汚れアリ

どうしようもないので一旦帰宅。

う〜ん。自分で言うのもアレだけど、検証に使えるほど汚れていない。

ウチ、オール電化だしなぁ……

……と、思ったら排気口カバーみたいなヤツを見つけた!!! 1年前に引っ越してきてから1度も洗っていないコイツ。ってか、お前の存在を今初めて認識したよ(いつもありがとう)。持ち上げればネチャッ……と嫌な感触がした。これはイケる!

先攻はキッチンマジックリン。シュッとスプレーして5分放置。

ワッ! 明らかに汚れが落ちている!! あとは水で流せば……

ピカピカツルツルの排気口カバー(仮)が出現した。こすり・拭きゼロでここまでの状態に持ってこれるとは、さすが最先端技術の結晶であるな。

・クレンザーパイセンの実力

後攻はクレンザーパイセン。

一応マジックリンと同様、ふりかけて放置してみた。

が、ダメ……! 汚れはほとんど落ちていない様子だ。

ってことで、愚直にスポンジでこする。そもそもクレンザーは “こすり” ありきで作られているのだから当然といえば当然のこと。

結果として、ドロドロの排気口カバー(仮)は2枚ともピカピカになった。勝負は引き分けだ。

しかしながら、えこひいき呼ばわりを承知であえて言わせていただくとすると、自分の手で “みがき” を入れたもののほうが、よりキレイになった気がする。この感覚は昭和生まれ( = クレンザー世代)の体に染みついた、いわば呪縛のようなものかもしれない。

その他、ペーパータオル置きの下にできていたシミ汚れも……

シンクの水アカも……

クレンザーでササッとこすれば、見違えるほどキレイに!

今回の検証の結果「わざと汚れを発生させるのは想像以上に難しい」「よく見ると水回りは結構汚れている」「クレンザーはまだまだ若い商品に負けていない」ことが判明した。クレンザーが懐かしい人も懐かしくない人も、街でクレンザーを見かけたら思わず買ってみちゃってほしい。

もちろん「普通に現役でクレンザー使ってます」って人はその調子で!

執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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