ずっと続くコンビナートとは、四日市で企業の若手社員らのワークショップが初会合
三重県四日市市では、コンビナートや港を含め、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを2050年に実現しようとの検討がされている。7月25日、コンビナートの企業の若手社員らによる「次世代へ繋ぐ四日市コンビナートWS(ワークショップ)」が初会合を開き、企業の枠を超えた意見交換が始まった。
WSを企画したのは、四日市市が事務局を務める「四日市コンビナートカーボンニュートラル化推進委員会」で、会場の市地場産業振興センター(じばさん)には、推進委員会のメンバーにもなっている企業の中から選ばれた14社の20人が参加した。20代~30代の若手・中堅を中心に参加してもらったが、会社でカーボンニュートラルを扱っている部署に限らず、すそ野を広げた様々な社員に集まってもらい、自由な発想でカーボンニュートラル時代の環境や生き方について考えてもらうという。
初回の全体集会となったこの日は、会の趣旨や、今後の活動予定、これまでの推進委員会などでのカーボンニュートラルへの議論の内容が説明された。4グループに分かれたワークショップでは、自己紹介にも時間をかけた。
全体集会は月1回程度開く予定だ
このWSでは、将来も発展し続けられる四日市コンビナートをめざすために、何が必要なのかを考えていく。来年1月の第4回四日市コンビナートカーボンニュートラル化推進委員会で最終報告をする予定だ。その入り口として、初回のグループ討議では、身近なエネルギーがこれからどうなっていくかなどについて意見を交わした。
WSは、これから11月まで月1回程度、全体集会を開いていくほか、その間にはウエブ会議をそれぞれで開くなど、議論を積み重ねるという。