【新潟県・佐渡島 ふぐの子の粕漬】ふぐの卵巣を食べる島料理!
第ニの故郷としての島と出逢えるきっかけを届けられたらと、オンラインコミュニティ運営やイベント企画などで活動しています。そのひとつが、食から島を知る、おうちでできる島ごはん、「島食材生活。」です。
毒があるんじゃないの?
北海道から沖縄までたくさんの島があり、それぞれの歴史や独特の文化、祭りがあります。島の特産品もさまざまで、一番驚いたのが新潟県・佐渡島のふぐの子の粕漬でした。ふぐの卵巣といえば、特に注意しなければいけない部位のはずです。いったいどういうことなのか?
工程は、卵巣を2年以上塩蔵し、酒粕に漬け込み長期間熟成などの処理を行なう事で、毒が抜けるそうです。ふぐの処理は、特別な免許、ふぐ調理師免許が必要ですので、佐渡島を訪ねた際のお楽しみですね。お土産としても売っているそうです。
気になるお味は?
魚卵であるタラコと似ているのですが、プチプチする食感がより強く感じられます。酒粕で漬け込まれているため、塩辛さもまろやかになり、独特で濃厚な風味はうま味の強い日本酒が飲みたくなります。大根おろしとの組み合わせや炊き立てごはんと一緒に食べれば、すぐにお茶碗が空っぽです。
今回の島食材でおうちごはん「ふぐの子の粕漬でチャプチェ風」
そのまま食べるのはもちろん、ちょっとしたアレンジもご紹介します。
~作り方~
1.糸こんにゃくは、茹でてあく抜きと水気を切り、ニンジンは、幅2mm、長さ3~4㎝で細切りにします。
2.ごま油でニンジンを炒めて、しんなりしてきたら、糸こんにゃくを入れます。
3.鶏がらスープの素を少量加えて、水気が無くなるように和え炒めをします。
4.皮からこそいだ、ふぐの子の粕漬をお好みの量で加えて、少し炒めたら完成です。
ポイント:ふぐの子の粕漬は味見をしながら、少しずつ加えます。
次回【鹿児島県・奄美諸島 油ぞうめん】チャンプルーとは違う!素麺が空を飛び交う祭りソーメンガブーとは?
今回は、「新潟県・佐渡島のふぐの子の粕漬」のご紹介でした。
ふぐの卵巣を食べるというのは、本当に驚きで、島の特産品や島料理は面白い発見ばかりです。身近にある食材で再現できる島料理もあるのでお伝えしていきます。
島食材をお取り寄せしたり、おうちでも楽しんでいただければ嬉しいです。