【西武】甲斐野央投手インタビュー ウエイトトレーニングを本格的に始めた経緯を語る
2月27日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉西武ライオンズの甲斐野央投手にインタビューした模様を放送した。春季キャンプの手応え、オフシーズンのトレーニングについて訊いた。
――ライオンズに移籍して2年目の春季キャンプとなりますが手応えはいかがですか?
甲斐野「順調にきています」
――ご自身のなかで1番うまくいっている部分はどんなところでしょうか?
甲斐野「オフシーズンに入ってからずっとトレーニングを継続してやってきていたので、トレーニングの質、フィジカル面では順調なのかなと思います」
――オフシーズンはどんなトレーニングを行っていましたか?
甲斐野「ウエイトトレーニングや身体操作と、身体を見つめ直すという形です」
――身体操作はどんなことを行いましたか?
甲斐野「重りを使わずに自分の可動域を広げるトレーニングであったり、可動域が広がった状態からの出力発揮ができるようにやっています」
――ウエイトトレーニングではどの辺りを重点的に行いましたか?
甲斐野「全身ですね」
――投げる筋肉も含めてですか?
甲斐野「そうですね。基礎筋力の数値がまだまだ低かったので、上げたいなと思ってやっています」
――ウエイトトレーニングの効果は実感されていますか?
甲斐野「単純に重りを上げられる強さが出てきているのでいいのかなという反面、スピードも出さないと意味がないので、やっていきながらという感じです」
――ウエイトトレーニングで筋肉をつけすぎるとしなやかさがなくなってしまうと思うのですが、その辺りは兼ね合いになってきますか?
甲斐野「そうですね。大事だと思いますし、しっかり栄養と休養を取って、身体をちゃんと休ませて回復させてあげることが大事かなと思います」
――ウエイトトレーニングをされて体重自体は何キロぐらい増えましたか?
甲斐野「4キロ増えたのですが、身体が動かなかったら意味がないので、そこから2キロ絞りました」
――現在の体重はどれくらいですか?
甲斐野「94キロと95キロを行ったり来たりしています」
――ご自身のベストウエイトは何キロだと思いますか?
甲斐野「90キロ付近ですね。90キロを切ってもダメでしたし、92キロを超えてもダメだったので、90キロから91キロでパフォーマンスをしていました」
――体重が増えても減っても身体の動きが少し重かったり、あまり力が入らなかったりという感覚になるのでしょうか?
甲斐野「トレーニングは今までとはまったく違うことをやっていたのでそこまでは感じにくいですけど、そこのギャップを埋めることは難しいというか、実際自分の身体が実験台ですし試すことはいくらでもあるので、その形のひとつかなという感じです」
――ウエイトトレーニングを本格的に始められたというのは、昨シーズンが始まってすぐ故障で離脱したこともあって、「何かをしないといけない」と思ったのでしょうか?
甲斐野「何かを変えないと基礎筋力が足りていないという話だったので、色々勉強をしていると『(ウエイトトレーニングを)やったほうがいいのかな』と思ってやっています」
※インタビュアー:文化放送・高橋将市アナウンサー