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37歳、独身女性の《リアル貯金額》。税金が高い……。個人事業主は節税対策できますか?【FPが解説】

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37歳、独身女性の《リアル貯金額》。税金が高い……。個人事業主は節税対策できますか?【FPが解説】

読者から寄せられたリアルな総資産額を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【37歳 女性】

【画像】37歳、女性の《リアル貯金額》

【貯蓄額】37歳、女性の場合

プロフィール

37歳、女性 
フリーランスの事務、年収100万円
ひとり人暮らし

【相談内容】税金が高い……。フリーランスは節税対策できますか?

「税金をできるだけ払いたくないので、必要最低限の収入を目指してフリーランスで働いています。フリーランスが活用できる節税対策を教えてください」

現在の資産額の水準は?

質問者さんと同じ30代単身世帯の貯金額は、平均が594万円・中央値が100万円*です。

*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和5年調査結果」

質問者さんの資産総額は612万円と、平均より多い額となっています。

フリーランスのためのシンプル節税ガイド

質問者さんは、なるべく節税したいとお考えなのですね。
フリーランスの方が使える節税対策を解説します。

経費をしっかり活用しよう

フリーランスは、仕事に必要な支出を「経費」として計上することで税金を抑えることができます。
仕事で使うパソコンやスマホなどの購入費、取引先との打ち合わせ費用、電気や通信費のう仕事で使った分などは、経費計上が可能です。

「青色申告」で税金を減らす

フリーランスにとって大きな節税対策となるのが「青色申告」です。
最大65万円の控除が受けられるので、大きな節税効果があります。
青色申告をするためには複式簿記で帳簿をつける必要がありますが、会計ソフトを使えば簡単にできますよ。

小規模企業共済で「将来の貯金」をしながら節税

フリーランスには退職金がありませんが、「小規模企業共済」という制度を使えば、積み立てたお金が全額「所得控除」に。
例えば、毎月2万円を積み立てると年間24万円が所得から引かれるので、その分税金が安くなります。

iDeCoで年金を増やしながら節税

フリーランスの年金は「国民年金」のみなので、将来もらえる年金額が少なめです。
しかし、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を活用すれば老後資金を増やしながら節税できます。
iDeCoの掛金は全額所得控除になるので、払った分だけ節税に。
運用益も非課税なので、長期的な節税効果が大きいですよ。

まとめ

stock.adobe.com

・フリーランスの方が活用できる節税対策として「経費」「青色申告」「小規模企業共済」「iDeCo」がおすすめです。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています

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