初挑戦のカットウフグ釣りでショウサイフグとヒガンフグ合わせて22匹!【愛知・石川丸】
2025年の初釣りは好調に釣れているカットウフグにした。カットウ釣りは今回がデビュー戦だ。
石川丸で出船
仕掛けは掛けバリよりオモリを下に付けるタイプがメインのようで、1本バリとテンビンのような2本バリを数セット用意。エサはアオヤギがメイン、保険にホヤとバナメイエビ。もちろんカットウザオもないので、タコエギロッドとカワハギザオで代用することにした。
1月4日、愛知県・南知多町師崎港の石川丸に乗船。船長とアシスタントに新年のあいさつをして、第五石川丸の左舷トモに釣り座を構える。出船前にアシスタントの山下さんにエサの付け方や釣り方など詳しくアドバイスしてもらった。
序盤30分はノーヒット
午前7時に出船、航程20分で水深12mのポイントに到着した。最初はタコエギロッドに支給された1本バリ仕掛け、ホヤとアオヤギの両方をハリに刺して投入。オモリ着底後にイトフケを取り、50cm上から誘い下げる。根掛かりはなさそうだ。
オモリを底に着けたまま5つ数えて空アワセするが、数回繰り返してもアタる気配はない。しかし、トモの柴田さんは開始早々良型のヒガンフグを掛けている。周囲でもコンスタントにヒットしているのに、私は30分過ぎてもノーヒットだ。
良型ヒガンフグゲット
焦る気持ちを抑え、エサをエビにして投入。5つ数えて空アワセすると、ズッシリ重さを感じたのですぐにリールを巻いた。良型ヒガンフグを取り込んでひと安心。
小さくなったエビに新鮮なエビを追加して投入する。今度はサオ先が微妙に動き、アワせるとヒット、同型を取り込んだ。その後も空アワセでヒットすることもあって6匹追加。保険のつもりで買ったエビが大活躍するとは思っていなかった。
少し気持ちに余裕が出たので、穂先が軟らかいタコエギロッドから硬めのカワハギザオにチェンジ。するとアタリが明確に分かるようになり1投目からヒガンフグがヒット。それからはコンスタントに掛けて絶好調となった。柴田さんは1kg弱のジャンボヒガンフグをゲットした。
デビュー戦は上々
残り1時間30分、アタリが止まって移動する。1投目は船中パラパラとヒットするが、すぐにアタリが止まる。転々と移動しながら1匹ずつの拾い釣り。最後の15分はゼロテンションでアタリを取って2匹追加し、沖上がりとなった。根掛かりなく仕掛けのロストもなしで良かった。
釣果はヒガンフグ18匹とショウサイフグ4匹。カットウデビュー戦に好釣果となり、これでカットウにはまりそうだ。
釣ったフグはフグ処理の免許を持った船宿がむき身にしてくれるので安心。この日の夜はテッサと昆布締めにし、残った薄皮はフグ雑炊でおいしく頂いた。
<週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年1月31日号に掲載された記事を再編集したものになります。