『パイレーツ・オブ・カリビアン』ティア・ダルマ役ナオミ・ハリス、リブート版復帰を望むも「実現は難しい」
海賊冒険アクション映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』は現在リブート企画が進行中というが、果たしてその出航がどのようなものになるのか、気になるファンも多いだろう。このシリーズではジョニー・デップら魅力的なキャストが印象的なキャラクターたちを演じたが、リブートとなれば出演者も刷新されると考えられる。『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(2006)『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007)で妖艶な雰囲気を纏っていたティア・ダルマ役を演じたナオミ・ハリスも、再演したいと語っているのだが……?
現在、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のリブート版については、若手キャストによる映画と、マーゴット・ロビーが主演する2つの企画が進行中だ。米のインタビューに応じたハリスだが、その回答は少し切ない。
「100万匹のカニに分裂したから、私のキャラクターは完全に死んだと思います。ティア・ダルマが大好きで、今まで演じた中で一番好きなキャラクターの一人です。だから、またカムバックしたいですが、もう彼女はもう死んでしまったと思います。」
ハリスが演じたティア・ダルマの正体は、海の女神カリプソ。過去にフライング・ダッチマン号のキャプテンであるデイヴィ・ジョーンズと再会する約束を破り、怒り狂ったジョーンズと取引をした9人の伝説の海賊により、人間の体に封じ込められた。『ワールド・エンド』では、カリブの伝説の海賊ヘクター・バルボッサが唱えた呪文で解放され、最後は無数のカニに分裂して海へ消えた。
ティア・ダルマが迎えた結末だが、解釈の仕方によっては、まだ彼女が生きているとも考えられる。しかし、ハリス本人は復活は難しいと思っているようだ。
なお、リブート版の進捗状況については、映画シリーズにプロデューサーで復帰するジェリー・ブラッカイマーが、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017)でペンを執ったジェフ・ネイサンソンが、リブート版のうちの1作品で脚本を担当しており、完成間近だとしていた。
リブート版に旧シリーズのキャストが復帰する可能性があるのかどうかは未知だが、プライベートでの裁判沙汰を理由に、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズから事実上の解雇となっていた主人公ジャック・スパロウ役のジョニー・デップは、ディズニーとの協業を否定する意向を表明。バルボッサ役のジェフリー・ラッシュも、自身のキャラクターの復帰に懐疑的なを見せていた。
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