連覇狙う巨人は3年連続12勝のエース戸郷翔征、ヤクルトは復活目指す奥川恭伸に“快幕”託す
昨季ヤクルト戦4戦3勝の戸郷、村上宗隆不在も追い風
いよいよプロ野球開幕。セ・リーグ連覇を狙う巨人は戸郷翔征がホーム・東京ドームのヤクルト戦で開幕マウンドに立つ。
昨季は3年連続となる12勝を挙げ、156三振を奪って最多奪三振のタイトルを獲得。推定年俸は1億8000万円から3億円に上がった。
菅野智之がメジャーに移籍し、名実ともにエースとなった7年目右腕。今春もキャンプから順調に調整し、3月15日のドジャース戦で3発を浴びたものの、21日のロッテ戦では3回2安打無失点で試運転を終えた。
昨季のヤクルト戦は4試合で3勝1敗、防御率2.05。今年は主砲・村上宗隆が上半身のコンディション不良で開幕一軍から漏れたことも追い風だろう。
初めて大役を務めた昨年3月29日の阪神戦(東京ドーム)は6回4安打無失点で勝ち投手となった。今年も2年連続で開幕戦を勝ち、チームとしても個人としても勢いをつけたい。
昨年6月に980日ぶり先発勝利を挙げた奥川
一方、ヤクルトは奥川恭伸が初の開幕投手を務める。12球団で最後まで決まっていなかったが、高津臣吾監督が3月14日に公表。今春は3月1日の二軍戦を経てオープン戦2試合に登板し、防御率1.86をマークしている。
星稜高時代に夏の甲子園で準優勝し、2019年ドラフト1位で入団。2年目の2021年には9勝を挙げてブレイクし、優勝に貢献した。
その後はケガに苦しんだが、昨年6月14日のオリックス戦で980日ぶりの先発勝利。シーズンで3勝を挙げ、復活ののろしを上げた。
巨人戦は昨年8月2日に登板し、6回2安打無失点で勝ち投手。2021年も2戦2勝、防御率2.77と相性は良い。
リーグ連覇後は2年連続5位と元気のないヤクルト。今年も前評判は高くないが、奥川が戸郷に投げ勝つような展開になれば最高の弾みとなることは間違いない。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
DeNA・東克樹-中日・高橋宏斗(横浜)
広島・森下暢仁-阪神・村上頌樹(マツダスタジアム)
【パ・リーグ】
西武・今井達也-日本ハム・金村尚真(ベルーナドーム)
オリックス・宮城大弥-楽天・早川隆久(京セラドーム大阪)
ソフトバンク・有原航平-ロッテ・小島和哉(みずほPayPay)
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記事:SPAIA編集部