『ブラック・レイン デジタル・リマスター版』日本最終上映決定 ─ リドリー・スコットと日米キャスト、日本舞台の伝説映画が復活
リドリー・スコット監督が日本を舞台に撮影した、伝説中の伝説映画『ブラック・レイン』デジタル・リマスター版が、2025年1月24日より、全国4館限定・1週間限定で、日本最終上映されることが決定した。あの名作がスクリーンで蘇る、人生最後の貴重な機会だ。
『ブラック・レイン』は、『グラディエーター』『エイリアン』など数多くの名作を生んだ巨匠・リドリー・スコットが監督を務め、日米の豪華キャストが集結した80年代を代表するクライム・アクションの傑作。
©1989 by Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.
製作費約59億円をかけて大阪での本格ロケを敢行した本作は、マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、松田優作など日米を代表する豪華スターが共演して大ヒットを記録した。顔ぶれの豪華さと熱演は、公開から35年が経った今もなお伝説として語り継がれている。
©1989 by Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.
本作は松田優作のハリウッドデビュー作でもあり、劇場映画作品としては、遺作となったことでも知られている。松田優作が、俳優人生をかけて挑んだ鬼気迫る演技と圧倒的な存在感に、ロバート・デ・ニーロも共演を熱望したと言われている。
劇場公開から35年、また高倉健の没後10年、松田優作の没後35年という節目の年を迎えた本作は、2025年1月末日をもって国内上映権が終了する。上映期間の延長がない、“日本最終上映”となるため、ぜひこの機会に名優たちの若かりし姿と、銀幕の中で生き続ける高倉健、松田優作の雄姿を、映画館で目に焼き付けていただきたい。
この発表に合わせて、1989年に公開された当時の予告編を蘇らせたレトロ・ロング予告が登場。公開当時の空気を存分に味わうことができる懐かしいフィルムの質感で、若かりし豪華キャストたちの乱闘シーンからシリアスなシーンまで、本作の見どころがたっぷり詰まった特別な予告編に仕上がっている。
汚職の疑いをかけられたNY市警の刑事ニック（マイケル・ダグラス）と同僚のチャーリー（アンディ・ガルシア）は、ニューヨークのレストランで日本のヤクザ・佐藤（松田優作）が別の日本人を殺す場面に遭遇する。激しい格闘の末、佐藤を逮捕した2人は、日本の大阪府警に佐藤を引き渡す任務で訪日する。ところが、引き渡し直前で佐藤は仲間の手によって逃亡。ニックとチャーリーは言葉も通じず、捜査権限もない大阪で佐藤の追跡に乗り出す。そんな二人のお目付け役となった松本警部補（高倉健）と共に捜査を開始するが、彼らを挑発するかのように佐藤は新たな事件を起こす…。
『ブラック・レイン デジタル・リマスター版』は、2025年1月24日より1週間限定公開。上映劇場はシネマート新宿（※1月25日(土)～の上映）、キネカ大森、センチュリーシネマ、アップリンク京都。