<幼稚な夫婦に喝~ッ!>夫婦ゲンカした妹「しばらく泊めて?」いや、在宅だしムリ!【まんが】
私はホノカ。夫のイッペイと2人暮らしで、夫婦それぞれ在宅勤務をしています。近所には妹のセリナが、夫であるユウスケくんと4歳の息子ソウタくんと住んでいます。ユウスケくんは私たち姉妹とは幼なじみにあたり、お互いに小さい頃からよく知る仲。そのため妹夫婦がケンカをしたときは私が仲裁に入ることもしばしば……。そんなある休日の午後のこと。私とイッペイがくつろいでいるとセリナがソウタくんを連れて突然わが家にやってきました。
いつもの夫婦ゲンカかと思いましたが「しばらくいさせて」なんて、ただごとではありません。イッペイにお願いしてソウタくんを公園へ連れていってもらい、セリナから話を聞くことにします。どうやら今回のケンカはスマホ絡みのようで……。
セリナはネット上の匿名掲示板でグチを書き込み、日ごろの憂さ晴らしをしていたようです。たまたま画面を目にしたユウスケくんは、その内容に激怒。夫婦で言い合いになり、気持ちのおさまらないセリナは家を出てきたようです。
夫婦でゆったり休日の午後を過ごしていると、わが家に突然セリナがやってきました。しかしその顔は、ユウスケくんへの怒りに満ちていて……。 セリナと結婚したユウスケくんは、私たち姉妹とは幼なじみ。昔から実家同士の付き合いがあって、私も小さい頃からユウスケくんのことはよく知っています。けれどそのせいかセリナはなにかとユウスケくんの件で、こうやって私に泣きついてくるのです。 夫婦ゲンカのたびに巻き込まれる私としては、いい加減うんざりです。しばらくって……まさか泊まる気? 私はこっそりため息をついたのでした。
夫婦ゲンカが再開「うるせー!」身勝手な言い分にブチ切れ!
なんとセリナはしばらくうちで暮らす気だったようで……何を考えているのか、呆れます。するとそのときユウスケくんがわが家にやってきました。私がドアを開けるとズカズカと上がり込み、リビングにいたセリナの腕をつかみました。
セリナから「浮気未遂」という言葉が出たので、私は驚いて事情を聞きました。すると結婚したばかりの頃、ユウスケくんがゲームで知り合った女の子と連絡をとり合う事件があったそうで……。けれど私に言わせるとどっちもどっちです。
セリナから突然「この家にしばらくいたい」と打診をされ、その理由を聞いた私は呆れはてました。そしてユウスケくんがやってきて、夫婦ゲンカの続きをこの場で再開。はっきり言って迷惑でしかありません。うちをなんだと思っているのでしょう。 しかもその口論のなかで、セリナも過去にユウスケくんのスマホを勝手に見ていたことが判明しました。だったらユウスケくんを責める資格なんてないわけで……。夫婦ゲンカに巻き込まれ、双方から「何とか言ってよ」と迫られた私は、ついにぶちギレたのでした。
似たもの夫婦な妹たちにビシッと!「未熟さを反省しなさい」
セリナはユウスケくんのスマホを勝手に見たあげく、相手の女の子に「うちの夫に近寄るな!」とメッセージを送ったのだとか。なのに見られて被害者ぶるなんて……。しかし悪いのはセリナだけではありません。ユウスケくんにも言いたいことがあります。
いつまでも私が仲裁してあげていたら、妹夫婦のためになりません。もういい加減、私を巻き込まずに自分たちで解決してほしいのです。「ここはあんたたちの別宅じゃない」私がキッパリ言い放つと、さすがに2人も反省した様子でした。そこへイッペイがソウタくんを連れて公園から戻ってきました。
ぶちギレた私の剣幕に、2人ともびっくりした顔をしていました。けれどこれからも妹夫婦のケンカに巻き込まれ続けるのかと思うと……。ここでビシっと言っておかなければと思ったのです。 しかし一喝したあと冷静に諭すと、2人ともわかってくれたようです。その後のセリナからのメッセージでは、しっかり反省している様子が伝わってきました。文末には「ごめんね」と可愛らしいスタンプが添えられていたので、私も返事は簡単にスタンプで済ませておきました。 セリナもユウスケくんも、私に怒鳴られてさすがに自分たちの未熟さに気付いたのかもしれません。これからは夫婦でしっかり話し合って、仲良く暮らしていってほしいです。
【妹の気持ち】姉の家は「避難できる場所」甘え指摘され……反省
私はセリナ。夫のユウスケと、4歳になる息子のソウタと一緒に暮らしています。ユウスケとは昔からの幼なじみで、いつの間にか自然と付き合って結婚に至りました。うちの近くには姉夫婦も住んでいてよく遊びに行きます。ユウスケとはお互いまっすぐ感情をぶつけ合うタイプなので、よくケンカになってしまって……。そんなとき姉の家はちょうどいい避難場所。姉は小さい頃からしっかり者で頼もしく、気軽に甘えられる存在です。
いつでも私たちのことを受け入れてくれる姉。私はいざというときの逃げ場所として心の拠りどころにしていました。けれど今日は「しばらくいさせて」というお願いも拒否され、ユウスケとともにガッツリ叱られてしまったのです……。
普段あまり怒らない姉の言葉には重みがあり、後からじわじわと効いてきました。いい大人が夫婦ゲンカの後始末をお姉ちゃんに頼りっぱなし。私は自分のことしか考えていませんでした。ユウスケも同じことを思ったようで……。
その後、姉には謝罪の連絡をしました。姉は昔から私に優しくて、大人になってからも助けてもらうのが当然になっていました。正直……今回も最初から姉に面倒を見てもらう気マンマンでした。いくら気持ちが近いように感じていても、姉の家は自分の居場所じゃない。都合のいい「避難場所」なんかじゃないのです。 自分の甘えた気持ちをズバリ指摘され、私は情けなさと恥ずかしさでいっぱいになりました。姉から言われたとおり、自分がされて嫌なことは、相手にもしない。これを心に留めて過ごそうと思います。 これからは周りに迷惑をかける前に、夫婦でちゃんと冷静に話し合うようにしたいと思います。自分たちがおかしていた間違いに気付けてよかったです。