凛太郎と薫子の想いが通じる最高の最終話──2025年夏アニメ『薫る花は凛と咲く』第13話「薫子と凛太郎」を振り返ろう! 原作のその後の展開についてもご紹介します!
2025年7月より放送されたTVアニメ『薫る花は凛と咲く』。原作は三香見サカ先生による漫画『薫る花は凛と咲く』で、週刊少年マガジンの公式アプリ「マガジンポケット」で連載中の人気作品です。
底辺男子校と呼ばれる千鳥高校に通う紬凛太郎と、隣に建つお嬢様校・桔梗女子に通う和栗薫子が、凛太郎の実家のケーキ屋で出会い、心を通わせていく学園青春物語です。
9月27日には第13話「薫子と凛太郎」が放送されました。前話では、夜の海辺で想いが溢れた凛太郎が思わず薫子に告白。返事をする間もなく友達が介入してきたため、返事はうやむやになってしまっており、最終回での展開に注目が集まっていました。
本稿では第13話「薫子と凛太郎」を振り返り! SNSの反応などに触れながら内容を振り返っていきましょう。さらに、原作で描かれているその後の展開についてもご紹介します。
※本稿にはネタバレ要素が含まれます。
凛太郎と薫子の想いが通じる最高の最終話
前話では凛太郎から言いっぱなしになってしまった「好きです」。凛太郎は改めて想いを伝えるべく薫子に電話をかけ、時間を作ってもらうことに。
場所は薫子がリクエストした夏祭り。待ち合わせ場所に姿を見せた薫子の浴衣姿に視聴者からは「薫子さん可愛すぎるって!」との声があがっていますが、声には出さないものの凛太郎も可愛らしい姿にグッと来ている様子です。
始めは緊張しながらもお祭りを楽しむうちに解れてきた2人は、一息ついて本題へ。
薫子への恋心を自覚して以降、付き合う意味を考えてきた凛太郎は、海で花火をしていた時に「もっと薫子といっしょにいたい」と思い、「付き合うということが勇気や元気をくれる大切な人とたくさん一緒にいられるためのものだとしたら俺はそうなりたい」と自分なりの答えを見つけたことを薫子に伝え、改めて「俺と付き合ってください」と告白しました。
告白を受けた薫子は、凛太郎が覚えていない2人の本当の出会いについて明かします。その当時、つらいことが多かった薫子は、大好きなケーキを見ても食べたいと思えないほど心が憔悴していました。
そんなとき、たまたま前を通りかかった凛太郎宅のケーキ店の温かな雰囲気に惹かれて入店。店内で注文したケーキを一口食べた薫子はあまりの温かさと美味しさに泣いてしまったのですが、そんな彼女を凛太郎が励ましてくれたのだそう。
そこから凛太郎に惹かれていた薫子。想いを寄せる相手からの告白に「私でよければこちらこそよろしくお願いします」「私も凛太郎くんが大好きです!」ととびきりの笑顔で応えました。
「本当に感動した最終話だった」「控えめに言って最高だった」「キュン死してる」「何回見ても泣ける」と視聴者からも絶賛の声が多数寄せられ、SNSでは複数ワードがトレンド入りするなど大きな話題となりました。
薫子の視点で描かれる2人の出会い
本話で明かされた薫子視点での2人の出会い。健気な彼女の姿が多くの視聴者の心を掴んでいます。
元々はケーキ店の常連だった薫子。お店のケーキのファンだったのは事実ですが、彼女の目的はそれだけではありませんでした。
つらかったあの時、優しく声をかけてくれた金髪の店員さんと話したい、彼のことを知りたいという一心で通い続けていたのです。
彼と話せるかもしれないという淡い期待を抱き、お店に行くときはいつもよりオシャレをして出かける薫子でしたが、凛太郎が店頭に出ることはなく、話すどころか目も合わない日々が続きます。
ところが淡い期待が諦めに変わりかけた頃、店番を交代した凛太郎と話す機会が訪れ、それをきっかけに2人は少しずつ距離を縮めていくことになったのでした。
視聴者からは「凛太郎と話すためにお店に通い続けた薫子健気すぎる~」「薫子ちゃんサイドのお話が可愛すぎてもう…」「薫子も凛太郎の優しさに救われてたんだね」「お互いがお互いの優しさに救われて両想いになってるのエモすぎる」「薫子の視点で描かれる演出神!」などの感想が寄せられています。
また、「13話を見たうえで1話を見返すと新しい視点で見られる」と、改めて1話やその他の話を見返した方もいるよう。「薫る花終わっちゃって寂しい」という声も多く聞かれていますので、『薫る花』ロスの方はぜひ1話から見返してみてはいかがでしょうか。
特殊エンディング「ひとひら」にも感動!
最終話では宮原ひとみさんが歌う挿入歌「ひとひら」が使用された特殊エンディングに「自然と涙が出た」という声も。本楽曲は、2024年9月に公開されたファーストPVでも使用されていた楽曲です。
エンディングアニメーションでは、晴れてカップルとなった凛太郎と薫子が楽しそうに電話をするカットの他、それぞれ友達と過ごす凛太郎と薫子の日常が描かれ、ハッピーエンドを爽やかに彩っています。
公式YouTubeでも最終話放送記念スペシャルムービーとして公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。
アニメは原作のどこまで? 今後の展開は?
今回のアニメで描かれたのは原作コミックスの1巻から6巻の前半部分まで、話数でいうと第1話から第40話までです。原作コミックスは現在19巻まで発売されており、10月9日には第20巻の発売が予定されています。
今後の展開は、カップルとなった凛太郎と薫子がこれまで以上にお互いの優しさを交換しながら仲を深めていく姿が描かれます。さらに、交際を友人たちに打ち明け、より強固な友情関係を築いていく6人の姿も見どころです。また、修学旅行や文化祭、クリスマス、進路についてなど高校生らしいイベントも盛りだくさん!
既にアニメ第2期を切望する声があがっている『薫る花は凛と咲く』。ぜひ原作を手に取ってみてくださいね。