<義母、差別するワケ>SNSグループ「おめでとう」の嵐 私の誕生日だけスルー!?【まんが】
私はハナエ、30歳です。夫と3歳になる娘と一軒家で暮らしています。夫のショウジは三兄弟の次男。義兄も義弟も結婚して義実家の近くに住んでいますが、義父がすでに亡くなっているので義母はひとり暮らしです。義実家に親戚全員が集まるととても賑やかで、幸せそうな義母を見ると、こちらまで嬉しくなります。そんな義母の提案で、SNSでのトークグループを作りました。もちろん嫁の私たちもグループに入れてもらっています。しかしこのグループが、思いもかけずトラブルの元になってしまったのでした。
義母の「みんなでグループを作ろう」という提案で、すぐにショウジがSNSのグループを作成。ショウジたち三兄弟はもちろん、私を含めた嫁たちも入ることになりました。どういうときにトークを使うのだろう? と気になっていましたが、それから1ヶ月後、義母がどうしてグループを作ったのかわかりました。
義兄の誕生日、義母からお祝いのメッセージが送られてきました。すると、義母のあとにつづき、みんなもメッセージを送ります。義弟夫婦もメッセージを寄せていました。私たち夫婦もそれぞれ、「おめでとうございます」と送りました。義兄からもみんなに対して、「ありがとう」と返事がありました。
義母の急な提案を受け入れるかたちで、私たちは親戚一同のSNSグループを作りました。 義兄の誕生日に「おめでとう」というメッセージが殺到したことで、「家族として繋がっていたい」という義母の意図がわかった気がします。 しかしいざ私の誕生日を迎えてみると、お祝いメッセージは誰からもありませんでした。そのうえ今日はショウジの誕生日なのに、何もきません。メッセージは夕方以降に送られてくるのでしょうか……正直なところ、スマホを開くのが怖いです。
衝撃!夫から語られた過去「誕生日スルー」は子どもの頃から?
私はなんだか気づいてはいけないことに気づいた気分になりました。しかし何度確認しても、グループにはメッセージは1通も来ていません。私はすごくモヤモヤしましたが、ショウジが帰ってきたので、とりあえずこの件について考えるのは止めることにしました。
ささやかなパーティーを終え、娘の寝かしつけや自分たちのお風呂などを済ませたあと、私はショウジに軽く切り出してみました。
ショウジは笑っていましたが、正直私はビックリしてしまいました。子どもの頃から誕生日を忘れられていたとなると、義母は本当にショウジにあまり関心がないのかもしれません……。
親戚全員が誕生日にはお祝いメッセージのやりとりをしていたのに、私たち夫婦にはまったくありませんでした。私はこの現状にヤキモキ。 耐えきれずショウジに相談したところ、子どもの頃からショウジの誕生日を忘れられることがあったのだと知らされました。 まだモヤモヤはしていますし、実際のところどんな理由があったのかはわかりませんが、ショウジが「自分を大切にしてくれる家族がいるからそれでいい」と言ってくれたのでそれで十分かなと思います。
【長男嫁の気持ち】義弟たちの誕生日だけメッセージ無し……なぜ?
私はアヤ。旦那は三兄弟の長男です。わが家と三男になる義弟家は義実家の近くに住んでいるため、たまに野菜や果物をおすそ分けするなど、良好な関係です。最近になって義母が「親族のSNSグループを作りたい」と言いだし、義母と旦那の兄弟に私、それに弟嫁さんたちもグループに入りました。みんなの誕生日を順番にお祝いするのはそれなりに楽しかったのですが、先日これによってちょっとしたトラブルがおこってしまいました。私は内心、戦々恐々としています……。
ここだけの話、義母はとっても仕切りたがり屋。人当たりがいいので付き合いが深くないと気付かないかもしれませんが、自分が思った通りの段取りにならないとすぐに不機嫌になるのです。私は三男嫁のキョウカちゃんに個別で連絡を取り、義母がグループにメッセージを送るまで待つという選択をしたのですが……。
煮え切らない気持ちを抱えながら、ひとまず先延ばしにすることにしました。しばらくしてやってきたのは次男・ショウジくんの誕生日。しかしハナエちゃんのときと同じように、グループにはまったく動きがありません。義母はただ単に忘れているだけなのでしょうか?
義母が始めた誕生日のお祝いメッセージ。この歳になって祝われるというのはちょっぴり照れくさいですが、嫌な気持ちにはなりませんでした。 しかし次男のショウジくんやそのお嫁さんであるハナエちゃんの誕生日には、誰もまったく連絡をしません。その原因は義母。みんなは義母に気を遣い、一番手に送るのを避けた結果、こうなっているのです。 義母は本当に忘れて送っていないのでしょうか、それとも……? 直接本人に聞いてみようと思います。
逆恨み?義母がイジワルすぎて……ドン引き!
しばらく雑談をしたあと、次男・ショウジくんとお嫁さんのハナエちゃんの誕生日について、それとなく切り出してみました。すると義母はおもむろに眉間に皺を寄せたのです。
義母の言う通り、ショウジくんたちは、ハナエちゃんの実家の近くに家を建てたため遠方ですが、それが理由だというのでしょうか……。
私の話に、義母は黙り込んでしまいました。あの様子を見ると、どうやら本当に知らなかったようです。とはいえ、それを理由に次男夫婦だけ仲間はずれのようなことをするのはどうなのでしょう。正直、義母があんなに意地悪なことを考える人だったなんてショックでした。
義母の口から語られた、SNSグループを作った理由と、ショウジくん・ハナエちゃんの誕生日を祝わなかった理由。それはあまりにも身勝手で幼稚なものでした。 私はそんなことができてしまう義母とのお付き合いを、少し改めようかとも思っています。少なくとも今回の件をとおし、義母を気持ちよくさせることばかりが正しいわけでないと気付かされました。 ショウジくんやハナエちゃんには、個別でささやかながらコーヒーチケットを贈りました。 2人には申し訳ないことをしてしまいましたが、無事お祝いもできたので、これからも仲良くお付き合いしていきたいです。