『トムとジェリー』新作アニメ映画が準備中 ─ 『トイ・ストーリー4』原案チームが脚本に
『トムとジェリー』シリーズの新作アニメーション映画(タイトル未定)が、ワーナー・ブラザースにて開発中であることがわかった。脚本は『トイ・ストーリー4』(2019)の原案を手がけたチームが担当する。米が報じた。
『トムとジェリー』は、ネコのトムとネズミのジェリーが繰り広げるドタバタ劇をユーモラスに描くアニメーション・シリーズ。1940年にウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラがMGMにて発表し、アニメーション部門が閉鎖されるまで短編映画114本が製作されて、アカデミー賞を7回受賞。その後はジーン・ダイチやチャック・ジョーンズらが手がけており、2021年には実写とアニメを融合した長編映画『トムとジェリー』も製作されている。
新作映画で脚本を担うのは、『トイ・ストーリー4』で原案を手がけたラシダ・ジョーンズ&ウィル・マコーマックと、アカデミー賞短編アニメ映画賞を受賞した『愛してるって言っておくね』(2020)でマコーマックと共同監督・脚本を務めたマイケル・ゴヴィア。3人とも俳優・脚本家・プロデューサーとして活躍する才人だ。
ジョーンズは俳優として『オン・ザ・ロック』(2020)やApple TV+「サニー」(2024)などに出演。『セレステ∞ジェシー』(2012)ではマコーマックとともに脚本・出演・製作総指揮の3役を担い、父である故クインシー・ジョーンズの音楽ドキュメンタリー映画『クインシーのすべて』(2018)では監督を務めた。ジョーンズ&マコーマックは製作会社Le Train Trainを通じ、数々の映画・テレビシリーズに参加している。
さまざまな作品でタッグを組んできた3人が手がける『トムとジェリー』は、彼らのチームワークを活かしつつ、アクションと表情、ユーモアで展開するストーリーテリングを踏襲して、おなじみのドタバタ劇を新たに蘇らせてくれそうだ。リリース時期などは未定、続報を待とう。
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