【春物コスパ勝負】ワークマンのシャツvsしまむらのシャツ / 1000円前後の両者に違いはあるのか
まだまだ寒い日が続いているが、衣類を取り扱うお店に入ったら春である。すでに薄手のシャツなど売られていて、何なら厚手のものは少なくなっているようにさえ感じる。
さて先日、強風で凍えるような日にしまパト(しまむらパトロール)をしたのだが、ちょっと気になる春物アイテムを見つけた。プライベートブランド「CLOSSHI」のTシャツがそうだ。
・しまむらのコットンTシャツ
どこからどう見ても普通のシャツ。それが「CLOSSHI」のTシャツではあるのだが、気になったのが「コットン」をプッシュしていたところだ。
こういうのも、私はここ数年の春&秋はワークマンの「ヘビーウェイトコットンオーバーサイズTシャツ」を鬼リピしているコットンオッサン。
コットンのシンプル仕様で似ているなら、どちらがいい仕事をしているのか確かめたくなったのだ。そして気になったらやるしかあるまい!
なお、どちらのシャツも複数の色から選択可能。しまむらの方はボーダーとかも取り扱っていたが、今回はオーソドックスな白で比べてみた。
・しまむらのシャツ
それではさっそく試してみよう。先攻は しまむら で値段は1089円なり。
メイドインカンボジアで本体部分の素材は綿55%、ポリエステル45%。アメリカのコットンを使用しているのが特徴の1つらしいが、ひとまず袖を通してみると……
フワッとしていてなかなかよろしい。白シャツだと気になる透け具合も、これと言って問題はないだろう。
というかコレ……
着ていて気持ちがいいじゃないか。肌触りがよくてシンプルに振り切ったシャツだから、春になれば一定の需要が見込めるだろう。この感覚を気に入る人は多そうだ。
また、洗濯後に乾くのが早いのも二重丸。まだ買って時間が経っていないから何とも言えないものの、他には「長時間使用しても毛玉になりにくい」「洗濯を繰り返してもリブがよれにくい」という特徴もあるそうな。
ただし、接触冷感機能がついているから今の寒い時期に使うなら室内着用が無難か。あるいは本格的に暖かくなってから出動させるのがよさそうだ。
・ワークマンのシャツ
一方、ワークマンはどうか。お値段980円でこの物価高の中でも3桁をキープし続けているのがありがたい。
メイドインミャンマーで本体部分は綿100%。見た目の大きな違いとしては……
ワークマンらしさを感じられる胸ポッケつきというところ。あとは手首部分がしまむらに比べてやや締まるかなといった感じであった。
ただ、着てしまえばガチガチ感はそうでもないのがワークマンのいいところ。このあたりの着やすさはさすが私の相棒(バディ)とでも言おうか。とにかく使い勝手がいいのは相変わらずだ。
肉厚の9オンスコットンを使用しているシャツだから、しまむらに比べてガチッと強い印象のワークマン。着ていると下にストンとそのまま落ちる感じもした。
そのぶん、洗濯はガシガシできるからこちらの方が強そう。おのずと少しばかり乾きにくくなるが、このあたり長所と短所は表裏一体ってやつだろう。
・ファイナルアンサー
というワケで両方とも着てみたが、甲乙つけがたい。これが正直な感想である。
相変わらずワークマンが使いやすいとも思ったし、しまむらのフワッと着られるのも心地いい。それぞれに良さがあったのだ。
どちらも選べない私の最適解としては季節で使い分けるのがベスト。まずはワークマン、そして暑さが出てきたら しまむら と併用的な。
あとは肌触りとか、個人の好みで変わってくるだろう。何はともあれ、どちらも1000円前後だから古くなったらためらうことなく買い替えられる。春先の参考になれば幸いだ。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.