イモト、新社会人へのメッセージ「“積極的人生”でいこう!」
イモトが、新社会人へ、仕事との向き合い方について熱いメッセージを贈った!
イモト、新社会人にメッセージ「積極的人生でいこう!」
イモト:4月に入って新年度ということで新しい生活が始まっていることと思います。この「すっぴんしゃん」では毎年、年初めの1月に今年の目標を色紙に書くというのが恒例でありまして。今年2025年の初めに私が書いた言葉が「地に足のついたスター」・・・ちょっとよくわからない(笑)。自分なりの解釈でそれを目標にしていきたい、と。
イモト:新年度の目標も一つ、立ててもいいですか!? これは宣言した方がいいんじゃないかなと思って。もしかしたら新入社員とか新しい環境に入ったという方もいらっしゃると思うので、ぜひ伝えたいですね! カッコつけてごめんなさいね! 私・・・「積極的人生!」、これを念頭に置いて、今後の人生、お仕事にしてもプライベートにしてもやっていきたい!と思いました。
積極的人生=「いろんなことに自ら首を突っ込んでいく姿勢」(イモト)
イモト:「積極的人生」ってちょっと難しい言葉じゃないですか。これをイモトっぽく言うと、要は“いろんなことに自ら首を突っ込んでいく”という姿勢。これがお仕事にしても日常にしても、楽しくなるんじゃないかなと、最近思ったんですよね。
イモト:というのも、先日、イッテQのロケでスイスのブライトホルンという山に登らせてもらって。今まで山にはいくつも登ってきたんですけど、どちらかというとお仕事で。登りたくて登っているというよりは登らなければいけないという受動的というか。受け身で登っていた部分が多いんですね。そうすると、こなす方に神経がいっちゃうんですよ。この前登ったブライトホルンは、結果としていろんなトラブルがあって、自分が首を突っ込んでいろんな問題を解決していかなければ成立しない状況に陥ったんですよね。
イモト:自分が積極的に登るだけじゃなく、登った先にカメラが無いとどうしようもないな、と。どうやれば頂上から良い景色が撮れるかな、とか。そういう演者としての役割以上のことにも首を突っ込んで登山に挑んだところ、なんか、自分自身がすごく生き生きしたというか。結果、楽しかったんですね。今までの登山とは違う感動みたいなものもあって。それをこの「すっぴんしゃん」でも話したんですね。
イモト:プライベートでも同じことを感じて。鳥取の実家に帰省した時に、私のではなく他人のハイエースが大雪でスタックしているところに遭遇して。いつもなら首を突っ込まず誰かがが解決するのを待つんだけど、自分から首を突っ込んで、どうしたらスタックが回避できるかを考え始めて(笑)。やらなくてもいいんだけど、そうした時に、すごくカッカッしたというか、興奮したというか。ひとつ、こうやっていろんなことに自分から首を突っ込んでいくと、同じ出来事でもその後の結果というか、自分の人生が豊かになるのではないかなとすごく感じたんですね。
芸人も7、8年すると知恵が付いてくる
イモト:芸人というお仕事をしていると、どうしてもお仕事を与えられて、ようやく自分が発揮できることが大きいと思っていました。それに対して最初の方はそれで良かったんですけど、やっぱり7、8年してくると、なまじ反抗期じゃないですけど、ちょっと知恵も付いてきて与えられるだけのやり方にちょっと疑問を持ち始めるんですよ。こちとら、芸人といえど(笑)。
イモト:だんだんと、自分でやっている方がかっこいいしという考え方になるんですね。だから、与えられるものだけでなくて、もうひとつゼロイチを作れる人でなければこの先ダメなんじゃないか、ということを思い始めるわけです。それはそれでいいと思うんですけど。例えば、私も違うことをやってみようかな、とか。ウェブマガジンを始めてみようかな、とやってみました。それもすごく良い経験になったんですけど。
イモト「19年目にしてようやく気づいた!」
イモト:この前の、「ブライトホルン」や「大雪のハイエース・スタック」を経験して、最近気づいたんですよね・・・いやいや違う、与えられた仕事の中でも自分の姿勢次第で積極的に仕事をやれば、その仕事の楽しさって違ってくるということに、芸歴19年目にしてようやく気づきまして(笑)。ようやくですよ。今までは与えられたから、ただこなすだけというのが多かったけど、そうじゃないんだ、と。
イモト:与えられた仕事でも、自分がそこに積極的に取り組めば結果は全然違ってくるということに、ようやく気づきまして、これだ!と思いまして。新年度のこの4月からそういうのを頭に入れて、仕事もそうですけど、プライベートもそういう姿勢でやると楽しくなるし。また次への繋がり方が違うんじゃないかなって思って。
イモト:自分もちょうどそうやって思ったことだし、新入社員の方も多い時期なので。最初は与えられることが多くて、それをこなすのに精一杯と思うんですけど、ちょっとだけ、そこに積極性というか、首を突っ込む心を持って取り組むと、見え方も違ってくるし、周りの見え方も違ってくるので、それも一つの手なのかなと思いましたね。仕事をいかに楽しむかという工夫ですね。積極的な心を持ってやるといいかも。首を突っ込んでみる。最近ようやく、やっと自分の中で気づいたことですね。
イモト:そこが無いと、少し前の私みたいにすごく愚痴が出てきちゃう(笑)。愚痴しか出てこなくなっちゃうかもしれない(笑)。もしかしたら捉え方を変えようと思っているので、愚痴が減るんじゃないかなって自分に期待しているんですけどね。
イモト「うちの夫は天才だなって(笑)」
イモト:これを、自然に出来ている人もいるんですよね。私は19年かけてようやく思ったんですけど、うちの夫(石崎さん)なんかは、はなから出来ているというか。ディレクターだけど、会社に所属していて、会社に発注されたお仕事をこなすということなんですけど・・・仕事に対しての愚痴も文句もまったく無く。作らなければいけないVTRをどう面白くするかだけにしか集中していないから、そこが出来ているんですよね。やっぱ、うちの夫(石崎さん)は天才だなって・・・ちょっとヤだな(笑)。
イモト:こういう話をこの前、夫(石崎さん)ともしたんですけど、「おお」「そうだよ」みたいな、当たり前のようにしてたけど。私は19年かけてようやく気づいたんだけどみたいな。もちろんディレクターと演者という立場もあるかもしれないけれど。
イモト:だから、焦って何か新しいことを始めなきゃ!と思いがちなところがあったんですけど、いやいや違うんだ、と。今いただいているお仕事をどう積極性を持ってやるかで全然違ってくるというのに、ようやく気づけて良かった!と思って。
イモト「置かれた場所で花を咲かせることに重きを置く」
イモト:なんか、今日は熱くなっちゃったな! 新年度だからかな!? 私、これから講演会をするのかな!? このテーマでやろうとしてる!? テーマ「とりあえず首を突っ込め!」みたいな(笑)。かなり上からアヤコですみませんなんですけど。
イモト:私は愚痴を言う方だったので、そういう目線から考えていくと、私は自分の自己評価が高いのかも。だから、与えられた仕事に対してちょっと疑問に思ったり、もっと出来るのに、せっかく頂いている仕事に対して積極的に挑めないみたいなところがあったのかも、と今は反省してますね。自分に自信があることはとても良いことなんですけど、入社したばかりだと、やはりどういう人かわからないから、さすがに新入社員に大プロジェクトを任せるわけにはいかないから。そこを積んでいくものだと思うので。
イモト:ちょっとだから、置かれた場所で花を咲かせるじゃないですけど、ちょっとは辛抱は大事なのかなと。19年やってやっと気づいたんですけど(笑)。とりあえず与えてもらったのはラッキーなことだから、その中でどう花を咲かせるかということに、まずは重きを置いた方がいいような気もしますね。自己評価が低いのも良くないしね、どっちもどっちなんだけどね。そこのバランスだと思います。
(「イモトアヤコのすっぴんしゃん」 4月9日放送)