神戸土産の新定番♪BE KOBEの焼き印入りのもっちりふっくらな「神戸どら焼き」 神戸市
神戸駅のすぐ近くに店を構える『御菓子司 幸福堂』(神戸市中央区)は、明治34年に創業した老舗の和菓子店。気軽に食べられて”神戸らしい”帰省土産にぴったりな御菓子を見つけたので行ってきました。
今年で124年という同店は代表の佐々田さんご夫婦がメインで切り盛りしています。創業当初はお赤飯や餅を中心に展開していたそうですが、90年ほど前から現在のような店構えで和菓子全般を提供するようになったそう。
ショーケースには、季節感が感じられる生菓子にお饅頭、大福などが並びます。
今はスーパーやコンビニでも和菓子を購入することができますが、種類の豊富さや手仕事の美しさを感じられるのは専門店ならでは。下段に目線を移すとあるのが人気商品の「神戸どら焼き」です。
同店のロゴ入りだったどら焼きをリニューアルしたのは、神戸港開港150周年の年。もともとその味にファンがいたどら焼きですが、”BE KOBE”と老舗のコラボは瞬く間に広がり神戸の名物に。常連さんや観光客はもちろん、県外のお客さんからも50個送ってほしいと注文を受けたこともあるそうです。
取材時は粒あん・こし餡・白小豆餡・季節限定の栗入り粒餡の4種類が店頭に並んでいました。
「神戸どら焼き」最大の特徴はもっちりふっくら食感。兵庫県産100%のしろがね小麦粉と国産米粉をオリジナル配合することで、他にない食感の生地を生み出しているんだそう。
食べた瞬間口に広がる香りは上品で、餡もたっぷり♡くどくなくて、物足りなさも感じない絶妙な甘さとバランスにすっかりハマってしまいます。
ごろんとした栗が入った栗入りは季節限定の味。白小豆餡は粒の存在感やさわやかな甘みで食べ応えも十分です。家族でシェアしながら「お気に入りはこれ!」と楽しみながら食べているとあっという間に完食してしまいました♪
もうひとつ筆者が目を付けていたのがお団子。石臼と杵つきという昔ながらの製法でコシと歯ごたえが出るようこだわって作るお団子はやはり欠かせません。
なかでも外せないのが「みたらし団子」。同店のみたらし団子は小ぶりサイズのお団子が1本に4つと食べやすくて食べ歩きにもピッタリ!1本120円、3本だと300円とお得になるのも嬉しいポイント。
5分ほど待てば焼きたてのお団子を楽しむこともできますよ。香ばしい香りをまとった団子はとろ~り柔らか。数種類の米粉をブレンドした生地は甘辛いタレに包まれていても風味もしっかり感じます。事前に電話で注文もできるそうなのでぜひ食べ比べも楽しんでみてください。
今回は季節柄手土産や食べ歩きのできる御菓子を紹介しましたが、「降誕祭」や「迎春菓子」などクリスマスやお正月の時期限定のものなど季節の移ろいを楽しめる御菓子も盛りだくさん。どら焼きの別注焼き印や生菓子を完全オーダーして、世界に1つだけの贈り物を届けるのもステキですね。
場所
御菓子司 幸福堂
(神戸市中央区相生町4丁目3-6)
営業時間
9:00~19:00
定休日
日曜日・祝日