サイバー犯罪の傾向 学ぶ 緑警察署で勉強会
サイバー犯罪への対策について理解を深めることなどを目的にしたサイバー勉強会が2月4日、緑警察署で開催された。地域の少年補導員や、警察官ら約80人が出席。講師を務めた神奈川県警察本部サイバー犯罪捜査課の長田憲和課長補佐の講演に聞き入った。
「少年による近年のサイバー犯罪の傾向」をテーマに講演した長田課長補佐。「IoT機器の乗っ取り」「Wi─Fiの乗っ取り」「ウェブスキミング」「情報流出」など、サイバー犯罪の主な手口を紹介したほか、トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)とは何かなどについても伝えた。参加者からは「子どもたちがサイバー犯罪に関わる動機は何ですか」などの質問が上がっていた。
神奈川区から来場した男性は「サイバー犯罪の具体的な手法について聞く機会はなかなか無い。対策を講じるための第一歩になった」と話していた。長田課長補佐は「参加者の皆さんはとても熱心で、サイバー犯罪対策に対する意識が高いと感じた」と語った。