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羽沢東ヶ丘自治会 住民待望の会館完成 「皆の厚意詰まった」空間

タウンニュース

ログハウス風の室内を案内する糸岡会長

これまで自前の会館がなかった羽沢東ヶ丘自治会(糸岡清一会長)にこの春、悲願の自治会館が完成した。ログハウス調でロフト付きの会館は、住民や近隣自治会の協力のもと「皆の厚意が詰まった」空間となっている。

羽沢町と三枚町にまたがり、約180世帯が加入する同自治会。これまで専用施設がなく、近隣団地の集会場や自治会役員の家などを借りて活動してきた。

東日本大震災を機に、災害時の拠点や地域コミュニティの場として自前の会館の必要性が高まり、自治会館建設に向けた資金の積立を始めた。

設置の可能性を探る中で、環状2号線の三枚町交差点近くにある神奈川土木事務所が資材置き場として使用していた土地を借りられることになり、計画が具体化。「隣接する上三枚町自治会のエリア内でしたが、快く設置に同意いただきました」と糸岡会長。国や市の補助金も活用し、建設を進めた。

計画途中には、新型コロナウイルスの影響による中断や資材の高騰、業者変更といった困難にも見舞われたが、地域住民の熱意で乗り越え、3月末までに完成を迎えた。

ログハウス調

約45坪の建物はログハウス風。ロフトや天窓などもあり、ぬくもりのある雰囲気だ。「事務所らしくない、使ってみたくなるような会館にしたかった」という思いが込められている。

完成した会館を見て、糸岡会長は「夢のようで、何も言うことはない。苦労もあったが、多くの人の協力のおかげ。本当にホッとした」と喜びを語る。

建設にあたっては、住民の力が随所に発揮された。入口を飾るのは廃材を活用した手作りの看板や階段。館内の備品も、多くが住民や他の自治会からの寄付、リサイクルショップでの購入品だ。「お金がないから知恵を出す。自分たちで手を加えると愛着も湧く」と糸岡会長は話す。

今後は、若手住民も含む運営委員会が中心となり、多世代が気軽に集える活用方法を検討していく。「建てて終わりではなく、ここからがスタート。みんなが使いたくなるような、地域に開かれた拠点にしていきたい」と意気込んでいる。

手前の階段や看板は住民の手作り

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