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【80種類の野草を使用したジン】越後薬草(新潟県上越市)のクラフトジンが国内外の品評会で多数受賞

にいがた経済新聞

越後薬草の塚田和志代表取締役

越後薬草の塚田和志代表取締役

株式会社越後薬草(新潟県上越市)が製造するクラフトジン「THE HERBALIST YASO GIN」シリーズがこのほど、国内外の酒類コンペティションにおいて高く評価され、以下の賞を獲得した。

アジア最大級の酒類品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2025(TWSC2025)」では、「THE HERBALIST YASO GIN ORANGE」と「THE HERBALIST YASO Absinthe prototype03」が同社初となる最高金賞を受賞したほか、「THE HERBALIST YASO GIN EXTRA HERB」および「THE HERBALIST YASO GIN YUZU」も金賞に選ばれ、計4商品がアワードを獲得した。さらに、「THE HERBALIST YASO GIN ORANGE」は3年連続金賞を受賞した際に送られる殿堂入りを果たした。

また、世界的な酒類コンペティション「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2025 (SFWSC2025)」においては、「THE HERBALIST YASO GIN EXTRA HERB」と「THE HERBALIST YASO GIN ORANGE」が金賞を、「THE HERBALIST YASO GIN YUZU」が銀賞を受賞し、計3商品が評価を受けた。

アワード受賞商品

越後薬草本社敷地内にあるジン蒸留所

以下、塚田和志代表取締役の一問一答。

–−今回の受賞の受けとめはいかがでしょうか?

「我々も常に金賞以上を獲りたいなという思いは当然作り手としてはある中で、全商品が賞を獲れるとは思っていなかったので、製造チームと販売チームにおいてもおめでとうという気持ちで一杯です」

−−国際的な価値が認められ、今後この賞をどんな形で活かしていきたいでしょうか?

「我々もジンを作りはじめて5年目で新興企業ではあるが、県内の皆さんにジンと言えばヤソジンだと浸透してきているという自覚はあるので、今回の受賞が販売や皆さんが飲むきっかけになれば嬉しいと思っている」

−−越後薬草のジンがなぜこんなに評価されるのでしょうか?

「通常のジンはニュートラルなスピリッツを使って、ジュニパーベリーという木の実を浸漬させて味付けをして出されるものがほとんどだが、特にヨモギからエキスを抽出してスピリッツを製造しているのでかなりハーバルな味わいが特徴で、ジンぽくないジンだと言われる。だが、そこが我々の特異性であり、差別化できているところだ」

−−原材料の県内産へのこだわりは今後どう考えていますか?

「我々は80種類の野草を使って、健康食品やジンを作っているが、その中で一番多く使っているのはヨモギだ。そのヨモギは県内産100%にこだわって作っているので、今後も変えるつもりはない」

−–今後のジン作りの意気込みは?

「私の思いとしては、酒どころ新潟でジンというかなり尖った種類になると思うが、当たり前にジンを選択する世の中が未来に来ると嬉しいなと思う」

––以前の社長インタビューで世界中のバーにジンを置きたいと言っていましたね。

「今後海外にも積極的に商品を出していきたいが、まずは国内の流通をしっかりと拡充させることが一つのミッションだと弊社として思っている。今後何年かかるか分からないが、ヨーロッパやアメリカといったバーのカルチャーの縁が深いところに出していきたいと考えている」

−–取扱量や流通量の変化はありましたか?

「毎年出荷量は着実に伸びていて、120%から150%の推移で5年間動いている」

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