“ビタミンB群を含む食材と食物繊維たっぷりの食材”を使った腸がよろこぶレシピ「炊飯器に入れるだけ」
朝の空気がひんやりしてくる秋。季節の変化を体も心も少しずつ感じ始めるころです。夏の疲れが残ってなんとなく体が重い――。そんな「秋の疲れ」を感じる日もあるかもしれません。そんな日におすすめなのが、栗とまいたけの炊き込みご飯。ダイソーなどで手に入るむき栗を使えば、下ごしらえの手間もなく、炊飯器におまかせで秋の香りが広がります。炊き上がる頃には、ふわっと立ちのぼる湯気に、思わずほっと癒されるような一品になります。
「栗」のビタミンB群で、季節の変わり目をサポート
栗にはビタミンB群が含まれ、体のエネルギーづくりを助ける栄養素として知られる食材。代謝を整えることで、季節の変わり目に感じやすいだるさや冷えを和らげてくれる可能性があります。
また、東洋医学では栗は「気を補う食材」とされ、内側から活力を支えてくれるといわれます。季節の食養生として、暮らしに取り入れてみるのも楽しいものですね。
「まいたけ」で腸から整える
まいたけには食物繊維が豊富で、腸の調子を整えるのに役立ちます。
温かなご飯で取り入れれば、冷えやすい秋の体を内側からやさしく温めてくれるかもしれません。
ダイソーのむき栗で手軽に
今回は、ダイソーのむき栗を使って、面倒な下処理なしで手軽に栗ご飯を作ります。
手頃な価格なので、2パックほどたっぷり使うと、栗の甘みが引き立ちます。
むき栗とまいたけの炊き込みご飯
材料(2合分)
・ むき栗(ダイソーなどの市販)……200gほど
・ まいたけ……1パック(約100g)
・ 小ネギ……少々(刻む)
・ 米……2合
・ 水……通常の炊飯分量
・ しょうゆ……大さじ1
・ 酒……大さじ1
・ 塩……小さじ2分の1
・ 顆粒だし……小さじ1
作り方
1. 下準備
米を洗って炊飯器に入れ、通常の分量まで水を加える。
まいたけは手で軽くほぐす。
2. 炊飯
炊飯器にしょうゆ、酒、塩、顆粒だしを加えて軽く混ぜ、むき栗とまいたけをのせて通常モードで炊飯する。
3. 仕上げ
炊き上がったら全体をふんわり混ぜ、器に盛り、お好みでネギを散らす。
ひとことメモ
白ごまや紅しょうがを添えると、香りがより引き立ち、気分もやわらぎます。
手軽に作れて、季節を感じられるご飯ものとしておすすめです。
お好みで具材を変えて、秋の食卓を楽しんでみてください。
◎出典
文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
厚生労働省「e-ヘルスネット(ビタミンB群)」
クラシエ薬膳コラム「栗の薬膳的効能」
山田 直/ヨガ講師・自然食料理人