県軟式野球選手権でSALZが劇的V 赤穂勢初
赤穂軟式野球協会所属の社会人軟式野球クラブチーム「SALZ(ザルツ)」が兵庫県軟式野球選手権大会(10月11、12日・あじさいスタジアム北神戸)で初優勝。来春に行われる近畿大会への出場を決めた。
ブロック予選を勝ち抜いた12チームによる大会に西播代表として出場したSALZは初戦を1ー0で完封勝ち。1−1の同点となった2回戦は運も味方につけて抽選で勝ち上がった。準決勝は0−5から6点を奪い返す大逆転。決勝は3−2の劇的なサヨナラ勝ちで栄冠をつかんだ。関係者によると、赤穂勢が県選手権で優勝したのは初の快挙で、近畿大会(西日本大会を含む)に進出するのは30年ぶりだという。
2018年に市内の野球好きを中心に発足。土日を中心に元禄SCや城南緑地に集まり、県大会優勝を目標に練習を頑張ってきたという。投手を中心に守り勝つ野球で昨年の県選手権は惜しくも準優勝。今季の天皇杯は準々決勝、県民大会は準決勝まで駒を進め、優勝を狙う機運は高まっていた。
決勝で殊勲のサヨナラ打を放った野中聖也さん(30)=若草町=は「ここで決めるという強い気持ちで打席に入った。打球がセンターを超えてうれしかった」と喜びのコメント。代表兼監督の横須賀陸人さん(30)=塩屋=は「みんなが自分の役割を果たした結果が優勝につながった。近畿大会も県代表としてチーム一丸で戦う」と健闘を誓った。