株主を対象に車両工場見学会 南海がファンを意識した優待イベント(大阪府河内長野市)
最近発表された東京メトロの東京証券取引所プライム市場への上場でも、関連情報として注目を集める株主優待制度……。
南海電気鉄道は鉄道ファン・南海ファンに株主になってもらおうと、株主に限定した車両工場見学会を開催する。南海の株主限定企画は初めて。
施設を開放するのは、高野線千代田工場(大阪府河内長野市)。1982年に開設され、通常の車両検修のほか一部車両改造も手掛ける。同線中百舌鳥で接続する、泉北高速鉄道の車両検修も担当する。
見学会は、南海の鉄道事業や車両に理解を深めてもらう目的。開催は2025年3月15日で、2024年9月30日時点で100株以上を保有、アンケート調査に回答した株主を抽選で招待する。
見学会当日、大阪のターミナル・難波から千代田工場へは往復直通の貸切列車を運行する。工場では、車両つり下げ作業や屋根上・床下を見学してもらうほか、車掌体験や運転席着座体験を予定する。
参加人数は30組を予定(応募者多数の場合は抽選)。株主1人につき同伴者(小学4年生以上)1人まで参加可能だ。
また、南海は2024年9月30日現在で株式を100株以上保有し、アンケートに回答した株主の中から抽選で500人に、ラピート30周年、天空15周年を記念した非売品の銘板キーホルダー2個セットをプレゼントする。アンケートへの回答方法は、2024年12月上旬発行予定の「株主通信(NANKAI REPORT)」で案内する。
記事:上里夏生
(画像:南海電鉄)