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お父さんのための相談と語らいの場「ウサギ食堂」(2024年8月3日開催)~ 障がいのある子や、発達に不安のある子を育てているお父さん同士のピアサポート

倉敷とことこ

お父さんのための相談と語らいの場「ウサギ食堂」(2024年8月3日開催)~ 障がいのある子や、発達に不安のある子を育てているお父さん同士のピアサポート

我が子に障がいがあったり、発達に不安があったりする場合、その子育ては非常に不安なものとなります。

・どのように子育てをしていけばいいのか、わからない
・相談する相手もいない

日々、このような思いに押し潰れそうになっている親御さんもいるかもしれません。

お母さんの場合、療育先や学校などのママ友とコミュニティを作り、上手に解消しているケースもあるかと思います。ただお父さんの場合を考えたとき、「女性のようにうまくやるのだろうか…」と疑問がわくものです。

筆者も、発達障がいのある子どもを育てているお父さんです。周りには、同じような状況のパパ友はいません。日々、言いたいことが溜まっていきます。

そのようなときに目にしたイベントが、お父さんのための相談と語らいの場「ウサギ食堂」です。2024年8月3日(土)に開催されたので、さっそく行ってきました。

お父さんのための相談と語らいの場「ウサギ食堂」とは

画像提供:認定NPO法人ペアレント・サポートすてっぷ

お父さんのための相談と語らいの場「ウサギ食堂」(以下、ウサギ食堂と記載)は、障がいのある子や発達に不安のある子を育てているお父さんが、男性支援者と、飲んだり食べたり喋ったりする夜カフェのことです。

2024年8月3日の開催が初開催というわけではなく、これまでは水島にある「みんなのお家 ハルハウス」で2か月に1度のペースで行われてきました。

ウサギ食堂での相談の場は、女性が入らず男性の支援者とお父さんたちだけの場です。障がいのある子や、発達に不安のある子を育てているという立場が同じ人という意味で、くくられています。

イベント主催者の認定NPO法人ペアレント・サポートすてっぷの女性スタッフは、準備だけして席を外します。そして、最後の15分間くらいだけ合流。

初めての人でも気兼ねなく参加できる場で、お父さん同士のピアサポート(仲間同士の支え合い)の場になっています。

なお8月3日はいつもとは違い「スナック編」として、JR倉敷駅近くの「岡山Candy」で開催されました。

支援者

左:井川雅文さん、中央:佐藤将一さん、右:井上正貴さん

ウサギ食堂には、男性の支援者が3名います。

・井川雅文さん:多機能型事業所(生活介護、放課後等デイサービス)コトノハ 管理者
・佐藤将一さん:就労移行支援事業所irodori 所長
・井上正貴さん:みんなのお家「ハルハウス」代表

3名は、これまでのウサギ食堂にも参加してきた、まさにエキスパート。初めて参加したお父さんでも、場に馴染めるように配慮してくれます。

初参加でも自然に馴染める

今回開催されたウサギ食堂への参加者は、計11人。筆者は初めての参加です。

ウサギ食堂の存在は知っていましたが、居住地の岡山市から普段開催されている水島までは、「ちょっと距離がなぁ…」と思っていたんです。

「倉敷駅前だから、今回は気軽に参加できる!」と同じ思いを持ったのかどうか不明ですが、筆者の他にも一人初参加の人が。他、常連さんや久しぶり(1~2年ぶりなど)に参加する人もいて、参加者はバラエティに富んでいます。

会の始まりは自己紹介から。初参加の緊張からか、ふと忘れていたのですが、この場に集まっている人は、“障がいのある子や発達に不安のある子を育てているお父さん”であることを思い出します。

それぞれ、自分の子ども達・家族がどのような状況かを少し話してくれ、「あぁ、うちと同じだ」とか「先輩お父さんだな」と共感が生まれます。

人は、他の人に共通点などを見つけると、自然と距離が縮まるものです。「普段できない話をしたい」「共感してほしい」と、男性である“お父さん”でも思うハズ。

するとどうでしょう。不思議なもので、初めての参加でも場にスルッと馴染めました。

共感の嵐

「お父さんの話す場がない!」と、ある参加者が発言したことをキッカケに始まったウサギ食堂。たしかに、お父さん同士が子育てについてアレコレと話している情景が浮かびません。

まして、会社の同僚や友達・仲間内で話すこともあまりないと思います。さらに、“障がいのある子や発達に不安のある子を育てているお父さん”であることが、稀(まれ)です。

このような状態になると「定型発達(発達障がいではない)を育てている人には、この大変さをわかってもらえない」と、少し心を閉ざしてしまうんですよね。筆者も経験があります。

女性と話すときは“共感が大切”ともいわれますが、男性だって共感してほしいものです。共感する、共感できるとどれだけ気持ちが楽になることか。

ウサギ食堂では、「共感してもらえない・できない」という心配がありません。

・会社から自宅へ帰る前に、ちょっとコンビニに寄って一息入れている
・できるだけ自分の時間を作るようにしている
・あ、僕は自分の時間が作れませんね……

など、「おお、わかるわかる」とものすごく共感できる発言がたくさん。自分が話したことでも、「そうだね」と受け入れてもらえると、安心します。

一歩踏み出す勇気を

ウサギ食堂に参加したからといって、自分の状況や困りごとを積極的に話す必要はありません。ただ楽しく、他愛もない話をするだけでもよいと思います。それについて、責めるひとはいません。

いつもとは環境の違う“もう一つの居場所”として、“ちょっとだけ自分をさらけ出せる場所”として、上手に利用できればいいなと思いました。

ただ、その環境を手に入れるには一歩を踏み出す勇気も必要です。「どうせ俺の話なんて…」などとは思わず、気軽に参加してみてはいかがでしょうか。

次回は、2024年10月に開催予定です。

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