寒川町 役場駐車場にEV充電器 4台分を一般開放
二酸化炭素排出を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指す寒川町は、環境性能に優れた電気自動車(EV)の普及促進に取り組んでいる。同車普及のインフラ整備としてEV普通充電器4台を同役場北側(さむかわ中央公園側)駐車場に設置、1月27日から一般開放している。
設置されたのは、合同会社DMM.com(本社/東京都)が提供するEV充電サービス「DMMEVON」。同サービスを他自治体や大手飲食チェーン等が導入しているほか、同社からの導入理由を町総務部財産管理課では「充電器の導入に伴う路面整備に約50万円の予算を計上した。それ以外の現地調査や工事など運用費用の町負担はないため」としている。
設置台数は4台。利用時間は防犯上の理由などから、平日・土日等の午前8時30分から午後5時15分までの日中に限られる。利用方法は同社「DMMEVON」のアプリをダウンロードし、アプリ上で決済する。料金は10分55円。同課では「ぜひご利用を」と話している。町内公共施設での設置は4台のみ。
また、町では、町外から訪れた人が充電中に立ち寄れるスポットをまとめ、今後ホームページ等で紹介していく予定。
寒川町では現在、1台の電気自動車を保有。次年度以降、同自動車や電動バイク(EVバイク)数台の導入を検討している。