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“当初の脚本よりも映画的で、より美しく仕上がった” ジョージ・ホワン監督作『ドライブ・クレイジー:タイペイ・ミッション』

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“当初の脚本よりも映画的で、より美しく仕上がった” ジョージ・ホワン監督作『ドライブ・クレイジー:タイペイ・ミッション』

『レオン』『フィフス・エレメント』のリュック・ベッソンが、台北の街で仕掛ける限界突破のノンストップ・カーアクション『ドライブ・クレイジー:タイペイ・ミッション』が、10月24日(金)より公開される。このたび、ジョージ・ホアン監督よりコメント到着した。

愛する人を守るため、台北の街を暴走する

『TAXi』『トランスポーター』『96時間』などのノンストップ・アクションや『ニキータ』『LUCY/ルーシー』『ANNA/アナ』といった女性アクションの傑作を次々に送り出してきたフランス映画界を代表するヒットメーカー、リュック・ベッソンの下に、『ワイルド・スピード』出演のルーク・エヴァンスとサン・カン、『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』の公開が控える台湾が誇る国際女優グイ・ルンメイをヒロインに迎えた本作。

メガホンを取るのは、ハリウッド監督のジョージ・ホワン。また、フランスより『DOGMAN ドッグマン』撮影監督のコリン・ワンダースマン、台湾スタントチーム、など国際色豊かな豪華一流スタッフが結集。大規模なチーム編成でフェラーリ、ランドローバー、バギーが台北(タイペイ)の街を爆走するノンストップ・カーアクションをぶち上げた。

ジョージ・ホアン監督
『ドライブ・クレイジー:タイペイ・ミッション』© 2024 – EuropaCorp – All rights reserved © Photo Hsing-Hsuan Kao

ジョージ・ホアンは、アメリカの風刺ブラックコメディ映画『ザ・プロデューサー』で知られる映画監督。幼少期から映画が大好きで、高校卒業後、ビジネスの学位を取得するためにカリフォルニア大学に入学したが、在学中はルーカスフィルムでインターンをし、その後はハリウッドで下積みを積んだ。

本作の立ち上げについて、「プロデューサーのヴィルジニー・ベッソン=シラとはいくつかのプロジェクトで仕事をしてきましたので、今回のプロジェクトもその流れで実現しました。リュック・ベッソンと会って、色々なアイデアを交換しました。最初からストーリーはかなり早くまとまっていきました。プロットはできるだけ自然な流れで進めたいと考え、その後アクションシーンを練り、実現可能性を検討しました。キャラクターの掘り下げにも力を入れました。これは長期プロジェクトですが、正直なところ、どの映画よりも早く進みました。最初の打ち合わせから完成まで2年でした」とスムーズなプロジェクトであったと答えた。

キャスティングについては、「ルーク・エヴァンスはスターです!『ドラキュラZERO』のドラキュラ役、『ワイルド・スピード』シリーズのオーウェン・ショウ役、『ホビット』シリーズのバルド役など、数々の名演技を披露してきました。彼は、手の届かない存在だと思っていても、いつか一緒に仕事をしてみたいと夢見るような、まさに一流俳優です。彼に脚本を送ると、すぐに好意的な返事をくれました。この役は、彼のこれまでの作品とは一線を画すものだと思います。肉体的にも鍛え抜かれており、これほど筋肉質なアクションをする彼を見たことはないでしょう。同時に、彼は非常に繊細な俳優でもあります。この二つの側面を兼ね備えた俳優を主役に迎えることは、これ以上ないほど理想的な選択でした。グイ・ルンメイも並外れた俳優で、私は彼女の作品をよく知っていました。彼女は『薄氷の殺人』といった映画で、暗くて不気味な役柄を演じることが多いですが、同時に陽気な一面も持ち合わせています。彼女の両面を活かすことができたのは素晴らしい経験でした。サン・カン、彼もまた素晴らしい俳優です。ハリウッドにはアジア系アメリカ人俳優が少ないので、まだ一緒に仕事をする機会はありませんでしたが、お互い少し面識がありました。彼の演技力には感銘を受けました。彼はファイティングシーンとスタントのトレーニングのために、2週間も早く台北に入りたいと言いました」と絶賛した。

ジョージ・ホアン監督
『ドライブ・クレイジー:タイペイ・ミッション』© 2024 – EuropaCorp – All rights reserved © Photo Hsing-Hsuan Kao

撮影中苦労したことについて、「正直に言うと、映画撮影中は毎日が新たな挑戦です。翻訳関連の難しさに加え、一番大変だったのはスケジュール管理でした。多くの人から反対されていた夏の台北での撮影でしたが、なんと史上最も暑い夏の一つに遭遇したのです!カーチェイスや格闘技を含むアクション映画を、高温多湿に耐えながら撮影するのは特に大変です。しかし、それが逆に私たちを助けてくれた部分もありました。第三幕では、壮大な格闘シーンが台北の街中で繰り広げられる予定だったのですが、ロケハン中、10分も歩けば汗だくになってしまいました。そこで、最終決戦の舞台を映画館に移し、チャン・イーモウ監督の映画『LOVERS』の映像を俳優たちに投影しました。この最終決戦は、当初の脚本よりも映画的で、より美しく仕上がったのです」と臨機応変な対応が最終的に映画により良い影響を与えたとした。

最後に作品の舞台に台湾を選んだことについては、「正直なところ、最大のインスピレーションの源は台北という街です。台北は、驚くほど視覚的に豊かな街です。街の中心部、活気に満ちたきらびやかな光に溢れた大都市の真ん中にいるかと思えば、10分後には山奥の森に迷い込んでしまうような、壮大な美しさを持つこの生物多様性が、この映画のビジュアルシグネチャーとなっています。大武崙のビーチフロントや台北のEllipse 360タワーなど、特別な場所で撮影する機会に恵まれました。また、素晴らしいマリオットホテルのおかげで、複雑なアクションシーンを自由に撮影することができました。台北はまさに撮影の宝庫でした。他の外国人監督たちが台北という舞台をどのように活用するのか、今から楽しみです」と台北の魅力について語った。

『ドライブ・クレイジー:タイペイ・ミッション』© 2024 – EuropaCorp – All rights reserved © Photo Hsing-Hsuan Kao

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