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池崎理人「将来やってみたいことを探すことを今からしておくのはすごく大事」#学生の君に伝えたい3つのこと

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池崎理人「将来やってみたいことを探すことを今からしておくのはすごく大事」#学生の君に伝えたい3つのこと

人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。

今回は映画『BADBOYS -THE MOVIE-』に出演したINI池崎理人さんが登場。学生時代のことを振り返って、たくさんのアドバイスをしてくれました。

※池崎(いけざき)崎の(さき)は、正しくは「たつさき」です。

【写真】池崎理人の撮りおろし

INI・池崎理人が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.将来やってみたいことを探すことを今からしておくのはすごく大事

――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

漠然としているんですけど、青春を楽しむことですよね。あとは本当に好きなことをやるべきだなと思います。勉強がすごく大事な時期でもあると思うんですけど、やりたいことがあれば積極的に学びに行ったり、将来やってみたいことを探すことを今からしておくのはすごく大事なことかなと思うんです。

あと僕はもっともっと学校で日常の写真を撮っておけばよかったなと後悔しているんですよ。見返すと卒業式の写真とかしかなくて(笑)。日常を過ごした時間もすごく宝物だと思うんですけど、ここ(胸を指して)にしかないのはちょっと寂しいなと思うんです。もし学校でスマホが禁止だったらデジタルカメラやフィルムカメラを持っていくなりして、写真はできるだけ撮っておいたほうがあとから見返して懐かしめるよとは思いますね

――そういった写真を見返すことは多いですか?

しますね。地元の友だちのことを思い出して、「当時こういうことをしていたな」「こういう影響くれたな」だとか、「今何してるんだろうな」と考えますね。そして具体的なことだと、英語ですね。自分は好きだったので多少喋れるけど、小さいときからやっておいたほうがいいかもしれません。

2.留学に行ける機会あったら積極的に行ってほしい

――学生のうちに見たり、聴いたりしておいたほうがいいと思うことは?

最近ネットで見た「音楽の好みは14歳くらいまでで決まるらしい」という記事が興味深いなと思って、そう言われると当時聴いていた音楽は今も好きだし、その系統を聴きたくなるんですよ。なので、学生のうちにいろんな音楽に触れてほしいなとは、こういう仕事をしているから特に思いますね

あと留学に行ける機会があったら積極的に行ってほしいです。海外に行って価値観を広げるというのはすごく大事だし、今持っている考え方に対してそれだけじゃないんだと感じることがたくさんあると思いますね。僕もライブで海外に行くことがあるんですけど、日本とは反応が違ってそれもまた楽しいですし、いろんなマインドに触れられるので、若いうちからいろんな場所に行って、いろんなことを見ておいたほうがいいだろうなと思いますね。

3.小さいころからやっていたことが将来の仕事に繋がることもある

――これまで経験した中でやっておいてよかったと思うことはありますか?

自分は幼稚園くらいのときから絵を描くことが大好きだったので、それが今に生きているなと思っていて。最近INIの制作の中で自分の絵がアザージャケットになったり、パーカーのロゴをデザインしたり、いろんなお仕事をいただけているんです。中学のときはそういう仕事に就きたいと思っていたので、今こうやって仕事に繋がっていることで小さいときからお絵描きをしていてよかったなと思いますね。

――学生の頃、夢中だったことはありますか?

夢中だったものはいっぱいあるんですけど、中学のときは洋楽とアニメでした。アニメは『進撃の巨人』から始まって、昔の作品とかいろんなアニメを観るようになって、とてもアニメにはまった時期がありましたね(笑)。あと小学校のときに親の仕事の都合でタイに住んでいたので、タイに夢中でした。タイ料理を食べたり、KCONでタイに行ったり、タイのグループの方とコラボさせていただいたり、今でも大好きな国だなと思っているし、優しい国民性やオープンマインドな部分とか、今自分を構成している価値観はタイにいたときに受けた影響があるなと思いますね

出演を迷っているときにメンバーの田島将吾に背中を押された

――池崎さんが出演した映画『BADBOYS -THE MOVIE-』が5月30日に公開されます。オファーを受けたときはどんな思いがありましたか?

本当にありがたくて、メインキャラクターに僕を選んでいただいて嬉しいなという気持ちと、シンプルにすごくびっくりして、演技を全然やったことがない自分に務まるかなという不安が同時に上がってきましたね。なので、最初はお受けするかどうか、正直ちょっと迷っていました。でも一旦冷静になって周りの方の助言をもらって、せっかく自分にお話をいただいたならやってみようかなと思いました。

――周りの方に相談された上で決めたことだったんですね。

そうですね。マネージャーさんともちゃんと話し合ったし、メンバーの田島将吾とは一回それについて真剣に相談したときがあって。「正直なところ、やらないべきかもと思ってる」と伝えたら「ああ、理人はそう思うんだね」と共感してくれた上で、「でも考えずにとりあえずやってみるのがいいんじゃない。せっかく理人にオファーが来たっていうのもすごく意味があることだし、とにかくやってみて、向こうで得るものがたくさんあるから行っておいで」みたいなことを言ってくれて、それで背中を押されましたね

――撮影期間を通して、得るものはありましたか?

ありました。とても大きかったですね。僕にとって演じることは、作品の中で違う人物になって自分と違う人生を生きるような経験ができるという解釈で、それをやることが初めてだったのですごく新鮮だったし、そこで学んだ表現力を自然にパフォーマンスやMVで発揮できることが多くて、すごく素晴らしい経験になりました

――逆にこれまでの経験が演技に生きたこともありましたか?

アクションシーンとかですかね。ここで殴られてここで殴って、とか振り付けを覚えるみたいな流れがあったので、割とすんなり入ってきたところはあって。でも違う部分のほうが大きくて苦戦しました。振り付けのようではあるけど、どんなふうに殴るかは自分次第だし、それ以外のセリフを話すところは振り付けはないし。もう違いすぎて戸惑ったことも多かったですね。

――今回の出演発表のコメントで「撮影後の普段の生活でも陽二を意識したりすることがあった」とありましたが、どういったときに意識していましたか? 

自分の意見を心の中で押し殺して従わなきゃいけないと思っていたときもあったけど、陽二だったらダメなものはダメだし、「こうしたほうがいい」と思ったことは言うんだろうなと想像して、メンバー会議のときとかに言うようになったりしましたね。自分の考えをひとつの意見としてちゃんとぶつけることにすごく意味があると思うし、僕はとにかく陽二みたいにまっすぐでいたくて、いい意味で裏表のない、もうバカと思われてもいいから自分の信念を曲げないところはすごく男臭くてカッコいいなと思っていたので、そこからすごく影響を受けてそういう考え方になりました。

――演じる中で自分と近いなと感じる部分もありましたか?

仲間思いなところですかね。役としては兄貴っぽくて(JO1豆原一成さん演じる)司のことが大好きで支えている立場なんですが、自分もやっぱりメンバーに支えられているし、メンバーのことが大好きなんで(笑)、陰で支えていたいなと思っているところは似ているかもしれないですね。

「BAD BOYS」で共演して、本当に仲良し四人組になった

――主演を務めたJO1の豆原さんと共演されて発見した意外な一面はありますか?

JO1さんという素晴らしいグループのメンバーで、『プデュ(PRODUCE 101 JAPAN)』のときに1位でデビューしたのを僕も見ていたので、本当に憧れの先輩だったんですけど、アクション練習で初めて一緒になって友だちになって(笑)。そのときに思ったのは、意外と内気でちょっとシャイな部分があるんだなということですね。割とガツガツ話しかけるタイプというよりは僕がガンガンいっていたので、そこですごく喜んでくれて、グループや音楽、事務所のことを話してすごく盛り上がって。そういう割と静かな部分というか、インドアな部分は僕もそうなので、知れてよかったなと思いますね。僕の家に来て遊んだこともあって、そのときは特にゲームとかをするでもなく喋りまくって、似ているんだなと感じました。

――今は先輩・後輩を越えて、友だちという関係性なのでしょうか。

そうです。本当に恐縮なんですけど、お友だちと思ってくれていたらいいなという感じです。

――グループとしては豆原さんが先輩で年齢は池崎さんが一個上ですが、そういった部分を意識することもありましたか?

最初は喋り方がお互いわからなかったですね。向こうも僕も敬語で、お互いに先輩、年上を気にしすぎておかしかったので、「一旦敬語をやめるか」ということになって。僕が「理人って呼んで」と言ったら向こうも「まめちゃんとかまめって呼んで」と言ってくれて、そこからは同い年のような存在だと勝手に思っている感じです。もちろん先輩という意識はあるんですけど、すごく身近な友だちという感覚になれたのはよかったなと思います。

――この映画のストーリーのように、撮影中に友情を感じたことはありますか?

メインの4人は(井上)想良くんと(山中)柔太朗くんを含めて、極楽蝶みたいな空気感で過ごしていました。控え室もずっと一緒で男子高校生みたいな本当に他愛もない話から、想良くん以外は音楽もやっているのでそういうことを話して、想良くんがそれを「おもろいな」とか言ってくれて。もうずっとぺちゃくちゃ喋って、そのままの空気感で撮れるシーンもいっぱいありましたね。

――実際に友情が生まれたんですね。

生まれていますね。「BAD BOYS」というグループがあって、そこで連絡を取り合っていて。柔太朗くんとまめちゃんが「Mステで今度一緒やな」と喋っていたり、想良くんが「明日飲みに行ける人!」と言っていたり(笑)。本当に仲良し四人組になりました

お芝居というものに触れて奥深さもわかったし、本当に面白いものだなと思った

――豆原さんが演じた司に憧れの存在がいたように、池崎さんが幼少期に憧れていた存在は?

幼稚園のときはサンタクロースになりたいと言っていたんですよ(笑)。憧れていたっぽいですね。なんでなんですかね。多分、クリスマスにプレゼントをあげて回るという優しさに感動していたのかな(笑)。中学、高校のときはジャスティン・ビーバーにすごい憧れていて、コスプレ並みにファッションを真似するくらい夢中でしたね。

――作中では仲間や憧れに向かって熱くなる登場人物たちの姿が描かれていますが、最近熱くなったり、テンションが上がった瞬間はありますか?

それこそ昨日ツアーの練習をしたんですけど、久しぶりにメンバーみんなの気合がすごくて、一丸となって練習できて。みんな踊りながら叫びまくるし、ひとつのことに向かって頑張れて、すごく意味のある最高の練習だったなと思ってテンションが上がって、そのあとに(後藤)威尊とサウナに行って、物理的に熱くなりましたね(笑)。サウナは週に2、3回行っちゃうくらい、すごく好きなんですよ。整うし、疲れも取れるのでハッピーになれますね。

あとこの前(高塚)大夢が、僕が好きなピクサーのグッズのガチャガチャをコンプリートしてプレゼントしてくれたんですよ。ピクサーランプという電気スタンドのガチャガチャなんですけど、それはすごくハッピーで熱くなりました(笑)。

※高塚の高(たか)は、正しくは「はしごだか」です。

――今作に挑む際は悩まれたと話していましたが、演技のお仕事は今後もやっていきたいですか?

役をいただけるなら、自分でよければやらせていただきたいです。でもその日によって「うわ、めっちゃ早く次の演技やりたい」と思うときもあるし、「まずはもっと勉強してからだな」と思うときもあるので、フィーリングで気持ちが変わるんですけど、でもお芝居というものに触れて奥深さもわかったし、本当に面白いものだなと思いました。演技をやっているメンバーもいて刺激を受けていますし、岩手県で義経になっているメンバー(尾崎匠海さん)がいたりして(笑)、それも見ていてカッコいいなと思ったし……うん、やっていきたい!

――今回は完成披露上映会のあとに取材を行っていますが、ご覧になったファンの方の反応も気になりますよね。

そうですね、まずはそこですよね。反応が気になる。「向いてないよ」と言われるようであれば少し勉強してから行くし(笑)、よかったと言ってもらえるんだったら「ああ、続けてみよう」というか、「次の役、楽しみだな」と思うし。反応が楽しみですね。

PROFILE

池崎理人(INI)

2001年8月30日生まれ、福岡県出身。サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生した11人組グローバルボーイズグループ「INI」として2021年にデビュー。6月25日はINIの3枚目のアルバム『THE ORIGIN』を発売予定。アルバムの発売に先駆けて、本人が作詞&アザージャケットを担当した楽曲「Potion」がデジタルで配信されている。

映画『BADBOYS -THE MOVIE-』5月30日(金)全国公開

裕福な家の一人息子だった桐木司(豆原一成)は、幼いころから自分を助けてくれた伝説の不良・村越に憧れ、家出することを決意。 族の戦国時代において最強チームの「陴威窠斗(BEAST)」に仲間入りを志願するも追い返され、逃げる途中で川中陽二(池崎理人)に出会う。 陽二は、中村寿雄(山中柔太朗)、岩見エイジ(井上想良)とともに、不良になるための心構えを司に教え、いつしか4人は仲間になっていく、 そんな4人に、弱小チーム「極楽蝶」七代目トップ・トシは、「廣島Night’s(ナイツ)」との抗争のためメンバーに加わってほしいと頼む。元ナイツの幹部である寿雄は、抗争を避けようと、ナイツのトップ・ヒロに会いに行き、怪我を負ってしまう。憤る司たちは、覚悟を決め、ナイツと極楽蝶の闘いがはじまる。

https://badboys-movie.net/

取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子

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