難民申請の認定が低すぎる日本
先進国の中でも難民申請の認定が極端に低い日本。9月24日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、「難民・移民のわたしたち」という本の著者で作家兼活動家の雨宮処凛さんに問題点を聞いた。
雨宮「日本の場合、難民申請をして認められる人の割合が1%とか、まれに2%と低い。イギリスだと63%、カナダだと62%、アメリカは32%と桁違い。難民条約に批准しているのにこれほど難民認定しないことは凄く問題じゃないかと言われています」
小島慶子「出入国管理局、いわゆる入管でしか難民、移民を扱う役所がないため、中には正義感から『ウソをついている悪い外国人を日本に入れないようにしよう』という気持ちからかもしれないけれど、あまりにも排除する姿勢が強すぎる」
雨宮「出入国管理をする入管はやっぱり疑いの目で見るというか、悪い人が入ってこないか、そういうチェックもしなくちゃいけない。それは当然必要なんです。けれども、その部署が難民申請・難民認定も行っているので、どうしても疑いの目で見てしまう。ヨーロッパとかだと難民を保護する部署と出入国を管理する部署が別なんですね。日本は一緒くたにしてるから、みんなニセ難民だみたいな形で追い返す根拠になってしまう。部署を別にするだけで難民認定率は凄く上がるんじゃないかなと思います」