三宮に作る新しい「神戸文化ホール」の命名権は、30年で「50億円」に?いま募集中
市は、新しい「神戸文化ホール」の愛称を命名する権利の希望価格を設定し、企業を募集してます。神戸市中央区雲井通5
50年以上の歴史を持つ「神戸文化ホール」は、老朽化のため大倉山から三宮に建設中の「雲井通5丁目再開発ビル」に移転する予定です。
高さ約163メートルという超高層ビルの4~8階に入る計画で、国際コンクールや全国大会などにも対応できるような施設が目指されてます。
「命名権」は、新・神戸文化ホール全体の「愛称」で、市民の愛着を踏まえて「神戸」を含むネーミングであることなどが求められます。※ひらがな・カタカナ・ローマ字表記も可
命名権を取得する「ネーミングライツパートナー企業」となると、施設内の広告スペースが提供されたり、施設の優先利用権※最大3回/年がもらえたりするそうです。
市が希望する金額は、「30年以上50年以内で総額50億円(税別)」。安くても年間1億円。
ちなみに、兵庫県立美術館の「ミュージアムホール」の命名権は、新・神戸文化ホールの「小ホール」と同じくらいの席数で「年100万円※税別」。
規模や立地が違うとはいえ、50億円という設定は、なかなか強気な気がしてきました…
市のセールスポイントとしては、駅直結という優れた「立地」、ホテルやバスターミナルなどがある「複合施設内」のホールなので利用者以外にも広告効果があることや、5線6駅が乗り入れる三宮の駅からの「案内サイン」にも表示されるなどが挙げられてます。
たしかに、通常より人の目に触れる機会はありそうですね。
命名権によって得たお金は、ホールの「運営経費」の一部に充てられるということで、広告効果だけではなく、文化芸術の発展などに貢献するという目的で手を挙げてくれる企業を募集している形。
募集期間は、2025年1月31日(金)まで。
他の自治体では「16年間売れないドームの命名権」などが話題になったりしてますが、神戸の中心地ですし、うまく見つかるといいですね。