30代のストレスパターンは似たりよったり? 【眠れなくなるほど面白い 図解 メンタルの話】
結局、人間関係が9割?
よくあるストレスパターン
みんな同じようなことで悩んでいる
精神科医が実際に見聞きすることが多い30〜50歳の悩みとストレスについて、健康、家族、友人・恋人関係、仕事、お金の5つの分野ごとにざっと紹介していきます。
まず健康の悩みですが、35歳くらいから妊活や妊娠について悩む女性が増え、子宮内膜症・筋腫についての話を聞くことも増えてきます。40代くらいからアルコール依存症や生活習慣病、不眠症、自律神経の乱れ、50代では更年期障害、うつ病、がんの話題が増えてきます。
家族の悩みの中心は、やはり子育てに関することです。共働き家庭の子育て、仕事と家庭の両立、子どもの病気に関して悩む人が多いと感じます。
友人・恋人の悩みでは、30代は孤独、40代は出会いについて悩む人が急増します。未婚率は年々上昇しているので、非常に多いのが実情です。
仕事の悩みでは、30代の転職とパワハラについての悩みを多く聞きます。それ以外では、50代で仕事がない、転職先がないといった話題が出ます。
お金の悩みはたくさん聞きますが、多いのはアルバイトを続けるか生活保護に頼るかの選択、親からの過剰な援助、そして相続の問題です。
このように、みんな同じことで悩み、ストレスを感じているのです。”自分だけではない”そう考えると、少しは気が楽になるのではないでしょうか。
30歳からの悩みとストレス
健康の悩み妊活・妊娠子宮内膜症・筋腫アルコール依存症不眠症自律神経の乱れ生活習慣病更年期障害うつ病がん
家族の悩み共働き家庭の子育て思春期の子ども子どもの病気仕事と家庭の両立カサンドラ症候群親の介護
友人・恋人の悩み孤独出会い生き甲斐がない
仕事の悩みパワハラ転職仕事がない転職先がない
お金の悩みアルバイト生活保護過剰な援助相続
人間の悩みはたくさんありそうだが、意外と相談される内容はパターンが決まっている
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 メンタルの話 』監修:益田 裕介