清水五条の［茶房「半兵衛」（さぼう はんべえ）］で老舗「半兵衛麸」のお麸文化に触れて
元禄2年創業、お麸とともに長きに渡り時代を歩んできた［半兵衛麸］。その昔、料亭や仕出しで使うのが主流の食材であった生麸を「料理方法を紹介することで家庭でも気軽に味わってほしい」と誕生したのが［茶房 半兵衛］（京都府京都市東山区）の始まり。
こちらでは料理を堪能しながら、料理方法や扱い方を教えてもらえるのだそう。美味しい京料理でお腹を満たすだけに留まらず、お麸の知見が広がる貴重な体験ができる。
むし養い4400円。お麸や湯葉など京料理の代表的な食材を味わえる 看板メニューのむし養いは、京ことばでお腹の虫を養う軽い食事のことで、その由来通り上品に盛り付けられたお麸や湯葉の料理がずらりとラインナップ。軽い食事とのことだが、どれから食べるか迷ってしまいそうなほど満足感のある品々に驚かされる。
築120年の京町家を活かした店内は、おくどさんや井戸が現存するレトロモダンの雰囲気。趣ある空間で、お麸を知り尽くした名店の料理を心ゆくまで堪能して。
茶房 「半兵衛」
さぼう はんべえ
京都府京都市東山区問屋町通五条下ル上人町433
京阪「清水五条駅」出口2から徒歩1分
Tel.075-525-0008
11：00～16：00（入店は14：30まで）
水曜休
全席禁煙完全個室有駐車場無
https://www.hanbey.co.jp/
TEXT／豊田芽実
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