西川名港のウキフカセ釣りでメジナ38cm&クロダイ40cm手中【千葉】雨後の朝マヅメに好機到来
雨と強風に見舞われた当日、千葉県・西川名港でのウキフカセ釣行を決行。港内の落ち着いたポイントで粘ると、メジナ38cmとクロダイ40cmの良型を筆頭に好釣果を得ることができた。安全を優先しつつも、時間帯と潮の動きを見極めた釣りで成果を出した一日となった。
西川名港でウキフカセ釣り
5月18日(日)、千葉・南房へウキフカセ釣行した。釣行当日の天気は雨で、さらに南西風がかなり強く吹く最悪のコンディション。しかし、深夜には雨が上がる予報なので、朝マヅメの時間帯を狙うため深夜に自宅を出発。
現地到着は2時。暗いうちから釣り場を何カ所か見て回ると、雨は上がっているが、風が強く吹いてウネリもある。こんな時は無理をせず、安全な西川名港へ向かう。近接している有料駐車場に車を止めてポイントへ。波の状態をよく観察して、先端には出ずに釣り座を構える。
用意したコマセは、オキアミ3kgにマルキユーの爆寄せグレ1袋。付けエサは生オキアミを使用した。
釣行開始
港内は水深が浅く、干潮時は底まで見えそうな場所だが、船道周辺は比較的水深があり、満潮時間帯の夕マヅメ~夜釣りに実績がある。
潮回りは中潮で、館山地区は6時29分に潮位136cmで満潮。タナを水深に合わせて開始。背面に壁があるので、風の影響は少ない。電気ウキを目標にコマセを撒くと、エサのオキアミは、そのまま残ってくる。
潮は澄んでいるが、いつも多くいるフグが少なくいい感じ。中間距離にコマセを多めに撒いてから足下を中心に狙う。海上が荒れているので、港内に入る流れと、出る流れが複雑に入り組んで釣りづらい。
メジナ38cmをキャッチ
我慢して続けると、徐々に安定して港内から出ていく流れに仕掛けが乗る。集中してウキを見ていると、勢いよく消し込んだのでアワせる。小気味いい引きで現れたのは、25cmほどの尾長メジナ。
チャンスタイムの到来を信じて、同じ場所を狙うが後が続かない。反応が少ないので、少しタナを深くして、潮に仕掛けを任せて遠いエリアを探っていく。
すると、潮にナジんでいたウキがゆらゆらと消えていった。ひと呼吸おいてから大きく竿を立てると、一気に沈み根へ向かって走りだす。重量感ある手応えに慎重に竿を操作して誘導。やがて、良型メジナの姿を確認。無事タモ入れに成功したのは38cm。
クロダイ40cmも登場
日の出前に再びアタリがあり、ウキが静かに沈んでいく。やや強引に竿でタメて走りを止めると、グングンと叩くような感触が伝わり、クロダイを予感する。しばらくすると、銀ピカの魚影が見えて、取り込んだのは35cm。
さらに、アタリを捉えると、竿がグイッと曲がり重量感ある引き込み。元気よく走り回るのを竿の弾力で抑え、足下へ誘導。40cmのサイズアップに成功。
やがて、周囲が明るくなると、10cm程度の小型メジナが多数群がってしまい、付けエサが残らなくなる。足元をきれいに洗い流して納竿。
例年、この時期はエサ取りが多くなってくるが、時間帯やタイミングを変えることで良型メジナやクロダイが狙える。
<週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年6月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。