これ以上の納豆ごはんがあるのなら教えてほしい。私の行き着いた究極の納豆ごはんは「ネギごま天かす」だ。
これ以上何かを足すと蛇足になる。なのでこのラインがギリギリ。健康的にも手間的にも究極のギリギリ攻めている。
というわけで私の行き着いた究極の納豆ごはん「ネギごま天かす」を紹介したい。
【画像】これが私の行き着いた究極の納豆ごはんは「ネギごま天かす」だ。
【材料】
・納豆(タカノフーズ「すごい納豆S-903」推奨)
・付属のタレ
・ごはん
・たまご
・ねぎ(白ネギ、万能ネギ)
・味の素
・金ゴマ
・あげ玉(天かす)
・お味噌汁(アマノフーズのフリーズドライのが楽)
【作り方ならびに解説】
その1:まずは納豆を大きめの小鉢に入れてタレとかき混ぜておく。この時、好みにもよるが味の素を入れても良い。私はかなり多めに入れる派。納豆に味の素を入れると本当に美味しい。
その2:ねぎは2種類。白いところと、万能ネギ。白は薄め、万能は食感意識で大きく切る。白のマリアージュと、万能のトンガリ存在感。ネギだけでも「真逆の方向性」を入れる。
さらに、ネギの量が極めて多めの「ネギを入れすぎた納豆」の状態にしたいので、納豆を大きめの小鉢が必要になるのだ。ひとくちぶんだけ余らせ、ほかは全て入れる。そこで、ダイナミックにかきまぜる。
その3:できればお味噌汁も用意したいが、イチから作るのは面倒なので、アマノフーズのフリーズドライ味噌汁でも全然OK。ここに、「その2」で余らせたネギも加える。切ったネギが入るだけで「料理した感」が出る。
その4:アツアツのごはんに、「ネギを入れすぎた納豆」を入れる。このまま食べてもおいしいが……
たまごの白身をお味噌汁に。そして黄身は「ネギを入れすぎた納豆ごはん」の中央へ。
お味噌汁のお椀にアツアツのお湯を注ぐと、そこはかとなく「かきたま」的な味噌汁になる。
一方の納豆ごはんには、天かす(あげ玉)を加える! 美観を意識して、まわりに入れるとなおよしだ。さらに仕上げとして……
金ゴマをふりかける。長いこと白ゴマ期もあったが、金ゴマを導入したら戻れなくなった。香ばしさがたまらない。なので絶対に金ゴマを推奨したい。
そして出来上がった納豆ごはんは──
何から話せば良いのだろう。
黄身を潰した瞬間から祭りが始まることか。
金ごまと納豆の相性の良さか。
それとも、ネギのダブル効果か。いや、天かすの食感の楽しさか。いいや、健康 (納豆)と罪深さ (天かす)のコントラストか。いいや、いいや……
あまりにも、見せ場が多すぎる。
これ以上の納豆ごはんがあるなら教えて欲しい。
いや、あるだろう。あるに決まってる。極める人は、常日頃から究極に向かって考え続ける。
そして、それぞれ自分の中での「究極」ができあがる。そのひとつが、私 (羽鳥)の「ごまネギ天かす」だ。もしよかったら試してほしい。きっとおいしいはずだから。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.