大竹まこと「時給10円で働く人間はいません!」米価高騰と米農家の現状
お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)12月23日の放送では大竹と経済アナリストの森永卓郎氏がコメの価格高騰と農政のあり方に関する朝日新聞の記事を取り上げた。
大竹まこと「食料自給率は国の要だと思うんだけどね。それを日本は減反政策とか補助金を出して今日までやってきたけど、新聞の見出しは時給10円! 誰もやらないよ! 時給10円で働く人間はいません! それを農家はずっとやってきて、米がこれだけ減ってきたという現状だよね。ずっとこの農政が続いているわけですけれども森永さんいかがですか?」
森永卓郎氏「欧米が何をやっているかというと、農業者戸別所得補償制度といって、農家の経営を補助金で支えるわけですよ。ヨーロッパだと7〜8割補助金という国もあるんですね。そこで安く作ると沢山できるわけです。普段何をしているかというと、それを輸出するか、家畜に食わせているわけです。有事のときはそれをやめて、国民が食べる、それが食料安全保証なんですよね。ところが日本の場合は民主党政権のときに一瞬やったんですけどすぐ辞めちゃって。日本ほど農家に補助金を出していない国は先進国にはないんです。だから時給10円になっちゃうんですよ。減反には補助金を出すけれども、生産には補助金を出さない。」
阿佐ヶ谷姉妹・木村美穂「そりゃあ減りますよね」
大竹「日本人は米を食べなくなっている、なんてことが言われたじゃないですか。すぐに転換は無理だけど米を作って、少し経ったら麦を作ったりそういうふうにやり方を変えていっても良かったんじゃないかなと思うけど、一切そんなことをしないで減反政策を続けてきたと」
森永氏「これで有事のときにみんな穀物が食べられなくなって日本人はバタバタと飢え死にしていくんですよ」
大竹「いざというときのために自給率をちゃんと保っておかないといけないという」
森永氏「そうそう、日本だけですよ38パーセントなんていう自給率の国は」
大竹「今までの政策をこれから大きく見直して時給10円はやめてくださいよ。助けてくださいと農家の人は思っていらっしゃると思いますよ」