セブンイレブンで「万博」やってる!! 中国・ベトナム・ハワイから出場の名物フードを勝手にランキング
まもなく開幕する大阪・関西万博。しかし日本は広い。遠隔地に住んでいるとイマイチ実感がなく、筆者など「え、あれ、今年だったっけ!?」という知識レベルだ。
そんななか、すぐ近くのセブンで万博をやっているというじゃないか。大阪には行けないけれど、セブンなら行ける。なんなら毎日だって通える。世界の文化と出会うべく、財布を片手に向かってみた。
・セブンイレブン「世界ごはん万博」
それは、世界各国の人気グルメをワンハンドで、あるいはレンチンで愉しめる「世界ごはん万博」。大阪・関西万博を記念し、3月31日から順次スタートしている新商品フェアだ。
「おにぎり」「お弁当」「麺類」「ロール」「惣菜」「スイーツ」「冷凍食品」の7つのカテゴリーで展開され、第1弾は全6品。どれもいつものショーケースに並んでいるので、毎日のランチで気軽に買える。全6品を食べてみた感想を一挙に記したい。
・第1弾の全6品を食べてみた
まずは中国から「具だくさんおむすび かに玉」(税抜278円)が出場。具材はその名のとおりカニ玉だ。町中華のイメージもあるが、そもそもカニ玉は広東料理だそう。
このおにぎり、ものすごく分厚いうえに、ずっしりと重い! 実に一般的なコンビニおにぎりの2倍近く、200gもあった。
外からも分厚い玉子焼きがわかるので、「ポーク玉子むすび」とか「厚焼き玉子むすび」とかのイメージかな?
ところが、食べてみてびっくり、中からタケノコやネギの「おかず」が出てきた! ウェルダンな玉子焼きによるドライ食感を想像していたら、しっとりジューシーな汁ダクだったという衝撃。
タケノコのシャキシャキとした歯ごたえが楽しめる中華あんと、カニ玉のマリアージュ。パッケージからは想像がつかない、意表をつく商品だった。
味も「料理を食べている」ような複雑さや奥深さがある。ボリュームだけでなく、手の込んだものを食べた、という満足感あり!!
同じく中国の「麻辣湯麺(マーラータンメン)」(税抜598円)は、レンジで温めて食べるヌードル。筆者は自宅でチンしたが、店舗で温めてもよいだろう。
麻辣湯は「辛さ」で知られる四川料理。「辛味による刺激が大変強いので、十分ご注意ください」という不穏な一文がある。あまり辛いと仕事中には食べにくいが、どうだろうか。
麺は半透明な平麺。どう頑張っても覚えられない激ムズ漢字で知られる「ビャンビャン麺」みたいな感じかな? ツルリ……
%#※@§△!?
か、か、か、辛い! コンビニ麺とは思えない真っ赤なスープ。辛さへの耐性は個人差があるから断言するのは はばかられるが、筆者の基準では「激辛」である! 火を噴きそう!!
舌がビリビリとしびれ、湯気を吸うだけで痛いような気がする。これはアレだ。何時間か経ってから、油断して手で目をこすると悶絶するやつだ。
麺はモチのように弾力があり、よく伸びる。しかしとにかく辛い。語彙が失われ「辛い」しか感想が出てこない。
本当は辛さの先に「コク」とか「旨み」とかあるのだろうが、筆者には判別不能。妥協のない本格派であることだけは伝わったと思う。辛いのが得意な人は、この先に何があるのか、ぜひ体感してみて欲しい。
同じく中国から出場した「胡麻香る担々風パスタサラダ」(税抜338円)は、一転して平和的なサラダ麺。
サイドを見ると、しっかり麺であることがわかる。余談だけれど、今回のフェアメニューはどれもボリューミーで重量感がある。持ったときに「食べ応えありそう!」と思って嬉しくなる。
筆者は大食いなほうではないが、「サービス精神」とか「大盛り無料」とか「太っ腹」とか大好物だ。どれも相手への厚意だと思うから!
ドレッシングをたっっっぷりかけて、よく混ぜて食べる。
サラッサラにほぐれる麺は、日々進化する食品加工技術の高さを示している。ひと昔前の弁当で、ハンバーグの下から出てくる「ひとかたまりになったスパゲティ」とは大違いだ。
ゴマのドレッシングがまろやかで、辛みはない。「サラダ」の名のとおり、しっかり冷やして食べるのが美味しい。キャベツのシャキシャキ感と、喉ごしのよいツルツル麺が、食感の変化を生み出している。
安定のセブンクオリティで、文句なく美味しい。フェア期間でなくても普通に食べたい。が、中国っぽいかと言われれば、そうでもないかも。
「ピリッと黒胡椒の酸辣湯(サンラータン)」(税抜298円)は、レンジで温めて食べる。十分に温まると、お粥のようなトロリとした食感になった。
う~ん、酸っっっぱい! お酢の酸味がしっかりあってクセになる。花椒の効果か、どこか柑橘系フルーツのようなフレッシュさも感じられる。辛みはそれほど強くない。
具材は春雨、シイタケ、タケノコ、豆腐、玉子などで、とろみもあるので「食べるスープ」という感じ。酸辣湯そのものが人を選ぶから、好き嫌いは分かれるだろうが、好きな人は好きそう!
ここまでの4品が中国代表。おいおい「世界の」と言いながら、ずいぶん中国推しじゃないか~? と思うが、この世にある “美味しいもの” が一堂に会したような国だから仕方がないか。
次は「ベトナムといえば」のローカルフード「ローストポークと野菜のバインミー」(税抜370円)だ!
ローストポークはサンドイッチの定番選手だけれど、付け合わせは「なます」こと酸っぱい野菜! 意外にもこれがパンに合う! レタスには決して出せない、シャキシャキとした硬い歯ごたえが楽しい。
さらにたっぷりのパクチーやナンプラーが異国感をかもし出している。パクチーが苦手な人は確実に食べられないだろう。日本のサンドイッチとは明らかに違うオリエンタルな味わい。
日本の家庭料理にかなり溶け込んでいる中華料理に対して、バインミーは「異文化との出会い」という点でもかなり好印象。しかも筆者は、パクチーもナンプラーも大丈夫なので、かなり美味しく食べられた。パクチー好きのひいき目もあるかもしれないけれど、完成度高し!
最後にアメリカ・ハワイから「サーモンポキ丼 スパイシーマヨネーズ」(税抜698円)が登場! これすごく期待していた。もう「ポキ」と聞くだけで、南国の風が吹いているような気がしないかい?
この商品だけ、扱いにちょっと注意が必要。保存時は冷蔵必須で、食べるときに下部のご飯だけ温める。具材ごとレンチンしないように注意。
最初に「おかず」部分だけ食べてみたけれど、サーモン&オニオン&マヨネーズなのだから、合わないはずがない。ほんのりスパイシーで、サラダのような味わい。無限に食べられる美味しさだ! しかし、このクリーミーかつサワーなソースが果たして白米に合うのか……
意外にイケる! 最初はサウザンアイランドのドレッシングでご飯を食べているような違和感があったけれど、考えてみれば我々は酢飯にエビとマヨネーズとアボカドをのせて食べる国民だ。スパイシーマヨだってご飯と一緒に食べられるのだ。
サーモントラウトは、しっかりダイス状。ご飯があまりにホカホカだと、魚まで生温かくなるので、加熱はほどほどがよさそう。
この、普段は食べ慣れない「ちょっとした新体験」と「美味しさ」のバランスがいい! いかにも特別感があってよかった。
・「万博、遠すぎる」という人も
全6品のうち、筆者のベストは「ローストポークと野菜のバインミー」だ! 物珍しさ、美味しさ、万博らしさなど、トータルでの完成度がもっとも高かった!!
次点は、美味しさで選ぶなら「胡麻香る担々風パスタサラダ」だけれど、意外性や創作性なら「具だくさんおむすび かに玉」。前者は人を選ばない味で文句なしに美味しいが、「いつも食べてる」感があった。
酸辣湯や麻辣湯麺やポキは「辛い!」「酸っぱい!」「ドレッシングで飯食うの!?」などなど、好き嫌いはありながらも異文化感をワイワイ楽しめそう!
セブンイレブンの「世界ごはん万博」は4月15日(火)から第2弾が、4月22日(火)から第3弾がスタート。個人的にはハワイの「ココナッツバター餅」(税抜228円)に興味津々。
エスニック料理専門店なんて珍しくもない、という都市部もたくさんあるだろうが、日本全国津々浦々にあるのがコンビニエンスストアの強み。世界中から人が集まる万博の、お祭りムードの一端を感じられるフェアだ。
参考リンク:セブンイレブン「世界ごはん万博」
執筆:冨樫さや
Photo:PR TIMES、RocketNews24.