お風呂場のエプロン(浴槽カバー)の掃除術→「見て見ぬふりしてた…」「隠れカビがひどい」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。お風呂掃除はこまめにしていても、ふだんは見えない場所に生えた“隠れカビ”を見逃していませんか? ここでは、忘れがちな“お風呂場のエプロン”に繁殖した「黒カビを撃退する掃除術」をご紹介します。
お風呂場のエプロン、外していますか?
エプロン(浴槽カバー)を取り外せるタイプの浴槽は、定期的に外して内側を掃除する必要があります。
湿気と水気がこもるエプロン内部は、放っておくとあっという間に雑菌が繁殖。まさに、カビの巣窟とも言える場所です。
「エプロンを開けるのが怖い……」と思うくらい放置するのは避け、最低でも年に2~3回はお手入れするよう心がけましょう。
お風呂場のエプロンに生えた黒カビを掃除する方法
黒カビには塩素系のカビ取り剤を使いたくなりますが、じつはNG。エプロンは樹脂製のため、塩素系の洗剤だと素材が傷む恐れがあるんです。
安心・安全に掃除をするために、今回は浴室用の中性洗剤とスポンジまたはクロスでお手入れします。
カビ掃除を行う際は、胞子を吸いこまないようにマスクを着用してください。
手順1.エプロンを取り外して、熱いシャワーで洗い流します
エプロンを外すと、見事な黒カビが……!
すぐに洗剤は使わずに、まずは50~60℃に設定したシャワーで洗い流しましょう。大きな汚れは、5秒以上シャワーをかけると水圧で落ちやすくなります。
手順2.浴室用の中性洗剤をスプレーして、スポンジでこすり洗いします
洗剤をかけたら、
スポンジまたはクロスで汚れをこすり落とします。落ちない頑固な黒カビは、中性洗剤を塗り広げて30分ほど放置してください。
浴槽についているカビも、忘れずに掃除しましょう。
手順3.ていねいに水洗いして乾かしたら終了
しっかりと水洗いした後は、
クロスなどで水気を拭き取り、よく乾かします。
最後にエプロンを戻したら終了です!
今回ご紹介した掃除方法は、エプロンの取り外しが可能なタイプの浴槽に限ります。取り外せない場合、無理に外して掃除するのはNGです。
浴槽の種類や製品によってお手入れ方法が異なりますので、まずは取扱説明書に目を通し、適切な方法で掃除しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア