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相模原市 「介護と医療」情報を1冊に 「わたしの連絡帳」で支援者に共有

タウンニュース

利用を呼び掛ける担当の渡邊さん(左)と中村さん(右)

相模原市はこのほど、要支援・要介護の市民を対象に在宅医療と介護の連携を図るため、受診記録や薬などのケアに関連した情報を1冊にまとめた「わたしの連絡帳〜ケアノート〜」を作成した。2月3日から各地域包括支援センターなどで無料配布している。

作成したのは市地域包括ケア推進課の在宅医療・介護連携支援センター。相模原市在宅医療・介護連携推進会議が協力。要支援・要介護の本人と家族や医師、訪問看護師、ケアマネジャーなどが情報を共有し、安心してケアが受けられる環境を整備することを目的としている。

詳細のオプションも

冊子はA5判で全20ページ。初回は300部発行した。

記入する基本的な項目は▽支援者の連絡先▽プロフィール▽一週間の主な予定表(受診・介護サービス)▽受診の記録▽薬のこと▽支援者とのやりとりの記録--の6項目。利用者の希望に応じて▽本人の健康チェック表▽血圧の記録▽血糖値の記録▽介護者の健康チェック表▽人生会議の記録▽障害者手帳などの認定状況--を記入できるオプション用紙の追加もできる。

冊子づくりは2018年度に大野中地区で情報共有ツールのモデル事業として着手したのが始まり。20年度からは医療・介護を取り巻く環境の異なる地域で調査することを目的に相模湖地区と藤野地区をモデル地区に追加。22年度のアンケート調査の結果を踏まえ、市在宅医療・介護連携推進会議の中で医療・介護従事者と行政が協力しながら作成を進めてきたという。

冊子づくりを担当した市地域包括ケア推進課の中村啓介さんと渡邊美和さんは「医療や介護を別々に利用するため、それぞれの情報が共有されない面もあったが、連絡帳を通じて共有できる。本人を中心に支援者がつながることが安心につながるといい」と話す。

冊子に関する問い合わせは同センター(【電話】042・769・9250)。

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