当時の武藤さんは“カフェで会えるアイドル”? AKB48と勉強を両立して気象予報士に合格!
個性豊かな様々なゲストをお迎えして、幼少期のターニングポイントや、やる気スイッチの入った瞬間を深掘りしていく番組。
メインパーソナリティの佐藤隆太さんと佐々木舞音アナウンサーの2人でお送りします。
11月11日(月)放送のゲストには、元AKB48でタレントの武藤十夢さんが登場。気象予報士の資格を取得、大学院まで行かれている武藤さんに、アイドル活動と勉強の両立、AKB48のオーディションなどの話をお伺いしました!
佐々木:気象予報士のお仕事もされてホントにマルチな活躍ですよね。ラジオのお仕事はどうですか?
武藤:大好きなんですよ!本当に好きで。だからこの仕事決まったとき、めちゃめちゃテンション上がりました。本当になんかアットホームで、もっとテレビとか他の媒体よりも自由に話せるじゃないですか。なんか距離が近くなった気がしてすごく私は好きですね。
番組の企画で気象予報士の資格を取得するも当時の心境は「逃げられない、取らなきゃ死ぬ!」
佐々木:現在は俳優活動を行う他、クイズ番組ですとか、経済番組などタレントコメンテーターとして幅広いジャンルで活躍されています。本当にジャンルが幅広いなというところですよね。他にも、気象予報士など多数の資格を持つ大学院と芸能活動を両立されるなど、多くの経歴が注目されて講演会でも活躍されています。
佐藤:改めてよろしくお願いします!元々、お勉強とか学びに対する意識が高かったとかそういう感じなんですか?
武藤:全然そんなことないですよ!勉強全然好きじゃなかったですし、本当に学校の友達とかに「こういう資格取った~」とか、こんなことやってるって今言うと、「あの十夢が!?」って言われます。(笑)
佐藤:そうなんですね!最初に取った資格は…
武藤:気象予報士です。
佐藤:そのきっかけは?
武藤:AKB48っていっぱい人数いるじゃないですか。ダンス上手い子がいたり歌が上手い、演技やトークできる子とかいっぱいいる中で、「私って何もないな」って思ったんですよ、当時18~19歳ぐらいの私は学校と両立してたのもあって、学業優先にしてた部分とかもあったのでなかなか参加できなかったんです。AKB48のレギュラー番組で「ネ申(ネモウス)テレビ」っていう番組があったんですけど、そこでずっと出れてなかったから、武藤で企画を1個やろうとなって。「好きなやつやろう!何がいい?」って聞かれたときに、私は自分の武器を身につける時にやっぱ勉強系は他にいないし、やってみようかなと思って。
佐藤:なるほどね!企画として始めたのがきっかけだったんですか!でも自分の武器を持ちたいというところで、気象予報士を選ぶって相当な覚悟がないと。
武藤:めちゃくちゃ難しかったです。私も8回受けて、5年かかってやっと受かったので…
佐藤:でもそれでも受かるっていうのがすごいですよね!
武藤:企画でやっちゃった分、後に引けないというか…
佐藤:なるほど、そういった狙いもあったんですか。ちょっとハードル高いけどもう逃げられないし!っていう。
武藤:本当に逃げられないし、絶対取らなきゃ私は死ぬくらいの気持ちでやってた部分もあったので、何としてでも取りたかったですね。もう、あの時の生活はできないと思います。
佐々木:どんな感じのスケジュールだったんですか?
武藤:学校行って、夕方くらいに終わって、AKBの劇場に行って、途中から参加なんですよ。間に合わないから途中参加して講出て21~22時時とかに終わったら、終電ぐらいまで近くのカフェに寄って勉強して家帰るみたいな。
佐々木:すごい!さっきまで劇場にいた人が、夜はカフェで勉強してるっていう状態だったんですか?
佐藤:「カフェで会えるアイドル」じゃん!
武藤:もう「エクセルシオール行ったら私がいました」みたいな。(笑)
数万人規模のオーディションを経てAKB48の一員に!緊張で記憶が飛んだデビュー初日の話
佐々木:ちっちゃいときから芸能活動っていうのにも憧れというか、目指したいという気持ちがあったんですか?
武藤:1歳になる前から自分の親が子役の事務所に私を入れたんですよ。でも小学校一年生になるくらいで辞めたんですよね。「私は遊びたい!」みたいな感じで。
佐藤:そうだったんですね!
武藤:その後に何となく「そのとき楽しかったな」っていう記憶もあったので、いつかは芸能やりたいっていうのはあったんですよね。それで当時AKB48が流行ってて、それと中学校からダンス部に入ってて、ダンスがすごく好きだったので「ダンス歌って、踊れるステージがあって見てくれるお客さんがいて、かわいい格好できるんだったら楽しくない?」って思って入りました。
佐藤:へ~!それはオーディションで入ったんですよね。
武藤:そうです!12期生を募集するオーディションを開催します、みたいな感じでしたね。
佐藤:ちなみに武藤さんが参加したオーディションって何どのくらいの方がいたんですか?とんでもないですよね、たぶん。
武藤:何万人とかの規模だったと思います。
佐藤:そこで歌と踊りとかの審査があるんですか!
武藤:1次が書類で、2次が面接というか、グループで立ってアピールみたいなやつがあって
佐藤:はいはい。
武藤:3次が歌とダンス、質疑応答で、それが受かってまたダンスと歌みたいなのがあって、そこからデビューでした。結構長かったですね。一番最初に歌ったシングルが「Everyday、カチューシャ」でしたよ。
佐々木:え~!もう、ちょうどド世代です、本当に。(笑)
武藤:そういう時期でしたね~。(笑)
佐藤:当時のこととか覚えてます?結構緊張とかされましたか?
武藤:すごい緊張しいなんで…。本当のデビューの舞台になるお披露目公演では自己紹介MCというのがあって、3列になってるんです。あの、秋葉原の劇場でやるやつ。
佐々木:はいはい!
武藤:私は3列目だったんですけど、もうみんな回ってくるんですよ、順番に。緊張しすぎて記憶が飛ぶんですよ。1人目が喋ってる間に緊張しすぎて、次ハッとしたときには1列目の最後の人になっててまた記憶飛んで、次には2列目の真ん中の人になってて。「誰が何喋ったか全然わからない!」ってくらい緊張しましたね。
佐藤:でも自分の番になったときはちゃんと話せました?
武藤:ん~、なんとか。(笑)喋ってはいましたね、動画を見た限り。でも8年くらいかかりました。緊張しなくなるまでに。
(TBSラジオ『やる気スイッチラヂオ アストルム』より抜粋)