Space Compassら、HAPSによるリモートセンシングを用いたMDAシステムと運航管理技術の開発・実証へ
株式会社Space Compass、新明和工業株式会社、株式会社三菱総合研究所は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募した「経済安全保障重要技術育成プログラム」における「高高度無人機による海洋状況把握技術の開発・実証」に、「HAPSによるリモートセンシングを用いたMDAシステムと運航管理技術の開発・実証」を3社共同で提案し、採択された
HAPSによるリモートセンシングとは、センシング機器をHAPSに搭載することにより、高解像度かつ長時間の連続撮像を実現する画期的な観測技術だ。
当該技術の活用により海洋状況等を長時間連続して的確に把握することで、漁業・養殖業支援や密漁防止による食の安全保障、船舶運航状況の詳細把握による海洋の安全確保、災害対策等への活用といったさまざまなユースケースが期待されるという。
プロジェクトの概要
HAPSを活用した船舶安全航行、および、海洋状況の網羅的な情報収集を行うMDAサービスの有効性検証のために以下の開発・実証を行う。
技術・システムの開発HAPSの特性に適したセンシング技術センシングデータを複合的に解析するシステムHAPSの運航管理システム成層圏環境における実証(2028年度に実施予定)
実施期間
2024年度から2028年度(5カ年度)
各社の主な役割
株式会社Space Compass
(代表企業)プロジェクト全体管理、MDAシステムの全体設計および構築、実証試験の計画立案および実行、ならびに株式会社三菱総合研究所と連携した運航管理システムの設計および構築新明和工業株式会社成層圏における実証環境構築のためのHAPSの設計、製造株式会社三菱総合研究所飛行中のHAPSを管理するための運航管理システムの設計、構築
なお、本プロジェクトには、再委託先としてアルウェットテクノロジー株式会社、エスジェットラボ合同会社、国立大学法人 東京海洋大学、国立大学法人 東北大学が参画を予定している。
Space Compass