環境も胎教のうち?姉妹でこんなにも違う!その効果とは
現在、大学生と社会人の姉妹がいるママライターのオランジュです。26年前の記憶になりますが、結婚してすぐ、26歳で初産を経験しました。マタニティスイミングなどに通い、毎日赤ちゃんの事だけを考えて優雅な時間を過ごしていた、当時の私の胎教をお届けします。
静かな環境、クラシック音楽の胎教を実践した第一子
第1子の妊娠中は、通販会社のクラシック音楽シリーズ、サウンドスケッチ12巻のCDや、ヴァイオリニスト堀米ゆず子さんの演奏するバッハ、ヴァイオリン協奏曲第一番のCDを、飽きずに繰り返し聴いていました。
その影響でしょうか。成長してからの長女は、クラシック音楽を聴くと落ち着くそうで、大学の受験勉強の合間にも気分転換にと聴いていました。ポップスやロックなどのいわゆる賑やかな音楽は、「“β波”が出るから」と言って嫌がっていました。
アンパンマンが胎教に!? 次女のBGMはアニメソング
長女と2歳9ヶ月違いの第二子、次女の場合は、長女の時とは打って変わって“アンパンマン”がテーマ曲になりました。2歳の長女が、車内でテープを繰り返し聴いていたお気に入りの曲です。長女は幼児向けアニメのビデオを観ることが大好きだったので、ディズニーの“くまのプーさん”、“ダンボ”のアニメなども我が家のBGMになっていました。
第一子の時とは違って、第二子のマタニティ期では、胎教をことさら意識して実践したものはなかったように思います。クラシック音楽を聴かなかったせいなのか、次女は見事にクラシック音楽に興味を示さない結果となりました。
その代わり、ポップスやアニメソングには敏感で、流行をよく知っています。全くの偶然なのかもしれませんが・・・。
音楽だけじゃない、幼児向け絵本も胎教におすすめ
胎教というと音楽だけではなく、絵本も良かったと思います。おなかの中の赤ちゃんに語りかけるように読み聞かせをするのですが、絵本から入ると良いようです。
私は、子どもの年齢に応じた絵本を選んで、毎月2冊ずつ配本してくれる会員制のサービスを利用していました。これは子どもができてからの読み聞かせに大いに役立ちました。
大人だからこそ深く感動できる、佐野洋子さんの“100万回生きたねこ”の絵本は、このサービスの配本で知りました。0歳児には、松谷みよ子さんの“いないいないばあ”の絵本がわかりやすいようで、何回も見せては子どもたちから屈託のない笑顔をもらいました。胎教にも、生まれてからの読み聞かせにも使える絵本は、妊娠中に揃えておいてもいいですね。
私のおなかの中でクラシック音楽を聴いていた長女、アニメソングを聴いていた次女、胎教の時期に聴いていた音楽が違った影響なのか、我が家の姉妹はそれぞれ音楽の好みが全く違ってしまいました。姉妹で個性が異なり、おもしろいですよね。おなかの中の子を思って語りかけたり働きかけたりする胎教は、母と子のコミュニケーションの最初の一歩といえますよね。音楽でも絵本でも、お母さん自身がゆったりとリラックスできて心から楽しいと思えて、子どもを思う優しい気持ちが赤ちゃんに伝わること、それが一番の胎教の効果だと思います。
[オランジュ*プロフィール]
勤め先がベビーラッシュで、華やいでいます。 私自身、女の子2人の子育てを経験しましたが、今では社会人と大学生で、すっかり手を離れました。“ラクして、楽しい”ワーキングウーマンの子育てを応援します!
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。