少年少女発明クラブ 創作に励む一年始まる
麻生区、多摩区、宮前区、高津区で活動する「川崎北部少年少女発明クラブ」は4月20日、昭和音楽大学北校舎で開講式を行った。
同クラブは、ものづくり工作を通じて科学的創造性の育成や開発を目指し、(公社)発明協会のもとで地元経済・文化団体の支援を受けて運営される非営利団体。対象地域の小中学年が講座を通じて創作活動に励む。
当日は小学3年から中学2年までの児童生徒18人と保護者が出席。同クラブ会長でHIREC(株)社長の上森規光さんはあいさつで、昨夏に開かれたペットボトルロケット大会にふれ、「どうして失敗してしまったのかと考えそこから学ぶことが大切」などと述べ、「今年一年楽しく頑張りましょう」と呼びかけた。
式の合間にはJAXA(宇宙航空研究開発機構)に37年間勤務した上森会長が「宇宙クイズ」を出題。会場を盛り上げた。式にはクラブの活動を支援する国市会議員や行政、地域の企業、大学関係者も参列し、子どもたちへエールを送った。
午後はさっそく第1回の活動。子どもたちは放物線と放物面の工作を行い、LED光源部や放物鏡面を組み立てて光の進み方を学んだ。今後、年間を通じて多彩なプログラムに取り組んでいく。