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はんぺんって実は簡単に作れるらしい / アサヒビールの公式レシピを参考に半信半疑で挑戦してみた結果…

ロケットニュース24

皆さんにも、なんとなく「自宅で作るのは難しそう」と思っている食べ物があるんじゃないだろうか。

筆者にとっては、「はんぺん」もその中の1つだった。市販品を食べたことは何回もあるけれど、その作り方は全くと言っていいほど知らない。

しかし興味本位で調べてみたところ、なんとわりと簡単に作れるみたいだ。

ほ、本当に~!? こっちは魚が材料ってことくらいしか知らない素人だよ……!? 半信半疑のまま挑戦してみたら……衝撃の仕上がりになった。

【写真】柔らかすぎて分離してしまった生地の破片を茹でているところ

・イワシのはんぺん

今回参考にしたのは、「アサヒビール株式会社」の公式ホームページに掲載されていた「静岡:黒はんぺん」というレシピ。

なんで静岡が? と思ったのだが、どうやらこちらの黒はんぺんは静岡県の代表的な郷土料理らしい。初めて知った。

普通のはんぺんには白身魚を使うけど、黒はんぺんではイワシやサバなどの青魚を使うから色が黒っぽくなるそうだ。

ひとつ賢くなったところで、さっそく調理を始めていこう。近所のスーパーの鮮魚コーナーにはイワシが置かれていなかったので、今回は缶詰めで代用させてもらった。

まずはイワシをフードプロセッサーに入れてすり身状にし、そこに調味料を加える。

……のだが、さっそくここでつまづいた。ついフードプロセッサーを回しすぎて、すり身というよりホットケーキの生地みたいにしてしまった。

レシピではこのあと俵状に形を整えてお湯で茹でなければいけないのだが、こんな水っぽさではとても成形なんてできそうにない。

つみれみたいにお湯の中で綺麗に固められないかな……と思ったのだが、まあそんな器用なことができるわけもなくボロボロにしてしまった。

そこで、ある程度の硬さになるまでお玉ごと茹でてみたところ、なんとかまだマシな形にすることに成功。よかった……

生地が浮いてきたら、あとはオーブントースターで両面を焼き……

しょうがとねぎをトッピングしたら……

完成!

・衝撃の仕上がり

────なんだかそれっぽいのでは!? 一時はどうなることかと思ったけど、とりあえず無事に食べられそうな形まで持っていくことができてよかった……!

ほかほかの はんぺんからは、しょうがの爽やかな香りが漂ってくる。冷めないうちに急いでかじってみると……

うっま…………

口の中に広がったのは、濃厚な甘じょっぱい練り物の味。また、今まで食べてきた白身魚のはんぺんと違ってイワシの青魚っぽい風味もはっきりと感じる。

そこにねぎとしょうがの爽やかな風味が加わってバランスをとっており、何個でも食べてしまいそうなおいしさだ。

追加の調味料を何もかけなくても、これだけで十分ごはんのお供になりそう。

しかもかなりバタバタしながら作ったのに、外側はサクサク・内側はふわふわに仕上がっていた。これって料理がうまい人じゃないと作れない食感だと思ってたのに……!

白身魚でできた甘みのあるはんぺんとはちょっと違う味だったけど、個人的にはこの味もガッツリしていてかなり好きだった。

・作れた

失敗した部分もあったけど、全体的に見たら本当に簡単に作れたな……

複雑な手順はないし、使った材料も身近なものばかりで「本当にこれでいいの!?」と驚くくらいだった。

焼きたてのはんぺんのおいしさを知ってしまった今、もう市販のはんぺんじゃ満足できなくなってしまった気がする。

今後も青魚が手に入ったら、今回の体験を活かしつつ はんぺんを作っていこうと思う。

参考リンク:アサヒビール
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.

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