キモい実写ソニック、まさかの公式復活
2020年公開の実写ソニック映画第1弾『ソニック・ザ・ムービー』で、当時「キモすぎる」と世界中で炎上した初期キャラデザのソニックが、最新作『ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』に絡む公式プロモーションでまさかの復活を果たした。
今でこそ原作ゲームのデザインを踏襲したフレンドリーな見た目で親しまれている実写ソニックだが、2019年5月に公開された第1作初予告編では、妙に人間っぽいリアルなキャラデザが「キモい」「怖い」「これじゃない」と世界的な批判を招いた。いよいよ収拾がつかなくなると、製作の米パラマウントは映画公開を延期して。プロデューサーのティム・ミラーは、後に「あの対処は完全に正しかった。ファンにだって一家言ある」とコメントしていた。
そのキモいソニックが、約5年の時を経て再び登場だ。米パラマウントが公開したのは、キモソニックが描かれたクリスマス・セーターの特報映像。これは、ホリデー・シーズンにUgly Sweater(ダサいセーター)を着るという恒例イベントに、キモいソニックの英称Ugly Sonicを掛け合わせたものだ。あの人間みたいな歯がキラリと光るという悪ノリぶりも見られる。
1作目の予告編で使用された楽曲「ギャングスタズ・パラダイス」と共に、トム(ジェームズ・マースデン)がキモソニックと初対面を交わす幻の場面も再利用された。ちなみにこのセーター、本国で行われるキャンペーンで抽選で当たるようだ。
当時の製作陣はさぞ大変な舞台裏を経験しただろうが、今となってはこうして笑い話となった。ちなみにこのキモいソニックは、ディズニーの映画『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』(2022)にもカメオ登場。劇中では「この前の映画じゃ“人間の歯だ”と大炎上した」と自虐した。
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実写ソニック映画シリーズは、第3作となる『ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』が2024年12月27日より日本公開。もしも初期デザインのまま突き進んでいたとしたら、3作目まで展開できていたかどうか……?