Lyrical Lily(D4DJ)[ライブレポート]表現力豊かなパフォーマンスでグループの成長を示したワンマンライブ「これからも全人類がLyrical Lilyのことを好きになってくれるよう頑張ります」
DJをテーマとしたメディアミックスプロジェクト『D4DJ』のDJユニット、Lyrical Lily(リリカルリリィ、略称:リリリリ)の単独ライブ<Lyrical Lily 4th LIVE - 宝物の1日 ->が、11月17日(日)に品川プリンス Stellar Ballにて開催された。本記事では、昼夜公演チケット完売の同ライブの夜公演のオフィシャルレポートをお届けする。
ライブKVの各キャラクターにフォーカスしたOP映像が流れ、新衣装に身を包んだ反田葉月(桜田美夢役)、進藤あまね(春日春奈役)、深川瑠華(白鳥胡桃役)、渡瀬結月(竹下みいこ役)の4名が登場。
お嬢様学校出身らしい“みなさん! 準備はよろしくて?”のメンバーからの声掛けに“よろしくってよ〜!”とLyrical Lily特有のお嬢様言葉で客席が応え、ライブがスタート。会場が一気にピンク色の光で溢れ、Lyrical Lily始まりの曲である「汚れっちまった悲しみの色」が流れると、クラップやコールを挟みながら早くも会場は大盛り上がり。
客席を煽りながら続けて流れたのは「太陽のflare sherbet(カバー)」、「タッチ(カバー)」、「Agapē(カバー)」のカバー曲メドレー。イントロが流れるたびに歓声が起こり、DJプレイも交えながら、さまざまな曲調で観客を飽きさせないパフォーマンスを披露した。
メドレーが終わったあと、“みなさん、ごきげんよう! 私たちLyrical Lilyです!”と元気な挨拶に続けて“今日は私たちLyrical Lilyにとって縁のあるStellar Ballでライブをさせてもらってるんだけど、みんなはここがどういった場所か知ってるよね?”“「私たちが、世に発表された場所です!”と客席に向かって語りかけた。
Lyrical Lilyは2019年10月に開催された<D4DJ 2nd LIVE -Day Party- / -Nonstop Night->で発表されたユニット。“私たちにとって特別な場所でライブができたこと、とっても嬉しく思いますし、みなさんと宝物のような1日を過ごせることがとっても嬉しいです”と春奈(進藤)が改めて感謝を述べた。
キャラクターMCパート明けに披露されたのは、ピンクのペンライトの光の波が綺麗に揃う「プティプランス」、ボリュームたっぷりのスカートを活かした振り付けが印象的な「月に萌える」、会場の雰囲気を一転させるナンバー「銀河鉄道の夜に」。メロウな雰囲気の中、「夢十Yah!」のイントロが流れると、Lyrical Lilyメンバーがステージから観客のもとへ。観客とコミュニケーションを交わしながら中央通路に並び楽曲を披露。左右後方に設置されたミニステージで各メンバーがタオルを振り回す、客席との超接近パフォーマンスで観客のボルテージもマックスに。
大盛り上がりの中、息をつく暇もなく「ぼなぺてぃーと♡S(カバー)」「ギャラクシー☆ばばんがBang!(カバー)」「創傷イノセンス(カバー)」のメドレーを届けた。
続けて流れたのは今年9月にゲーム内実装されたばかりの楽曲「夏ニモマケズ!」。ライブ当日は立冬を迎えたにもかかわらず暑く、さらに熱いライブ会場にはぴったりの選曲となった。
ライブ中盤ではミニキャラによるドラマパートを展開。『リリリリ』メンバーの仲のよさと、同ライブにかける想いが垣間見えるストーリーとなり、会場は温かい雰囲気に包まれた。
再度“みなさん、準備はよろしくて?”の掛け声のもとスタートしたライブ後半パートは「Happy Prince」でスタート。台詞を丁寧に紡ぎ、しっとりした雰囲気の会場に音楽と歌詞を届けた。続く「IFの踊子」では背景映像にリリックが流れ、ゆったりとした曲調ではじまり、後半にはジャンプ、ハンズアップなどで観客を煽った。舞台版D4DJの楽曲である「千リ一リ物語」ではLyrical Lilyのハンドサインを取り入れた彼女たちらしい振り付けも。続けて同じく舞台版D4DJのテーマ曲でもある「注文の多い文化祭」を披露したあと、白いライトがきらきらと照らす会場に流れたのは心に秘めた愛を歌った「White Margaret」、続いて「ライム畑でつかまえて」、ちょっとわがままでいたずらな歌詞の「Snow Black」。セリフが読み上げられるたび、観客からは大きな歓声が上がった。
曲が終わると暗転し、スポットに照らされながらはじまる「ねむり姫」。「わんわんとチョコレイト工場」で会場が一気に明るくなり、高BPMの楽曲とわんわんポーズを交えながらのキュートな振り付けのメンバーに会場のテンションも終盤に向けて徐々に高まっていく。犬といえば……と披露されたのは「吾輩よ猫であれ」。観客も“にゃんにゃん!”と猫になりながらどんどんLyrical Lilyのペースに。「人間合格!!!!」では、犬猫の流れを汲んだ会場が犬派と猫派に分かれて331137拍子のリリリリコールで観客と一体となって盛り上がった。
別れを惜しむ声の中、最後に披露されたのは完全新曲「君たちはKawaiku生きるか」。“きゃわいさ”全開の楽曲では撮影も可能に。最後には“はい、チーズ!”の掛け声で、観客とメンバー全員で記念撮影も行ない、宝物の1枚となった。
アンコールが鳴りやまない中、進藤がDJブースに登場し、見事なスクラッチを披露。音楽に合わせてメンバーが入場し、流れ出したのはユニット・Happy Around!の楽曲「Dig Delight!(カバー)」。Lyrical Lilyがカバーをするのは初めての同曲では、反田の力強い歌声が響いた。
告知コーナーでは同公演で初披露された完全新曲「君たちはKawaiku生きるか」のゲーム内実装や、セレクションアルバムの情報を解禁。
最後の挨拶では、各メンバーが1年10ヵ月ぶりに開催された単独ライブへの想いや、Lyrical Lilyに対する思いの丈をそれぞれ語った。
渡瀬:
(前回の単独ライブから)1年10ヵ月の間にメンバーが成⻑し、あまり会えない時期もあった中でも、こうして会うとすごく居心地がいいです。ディグラーのみなさんにほほえましく見守っていただけてとても幸せです。新衣装も用意してもらいましたし、すぐにでもまたライブをやりたい気持ちです。本日は本当にありがとうございました。
深川:
私はLyrical Lilyが何よりも大好きで、そんな私たちのことを大好きなみなさまがライブに こんなに集まってくださって本当に嬉しいです。これからも全人類がLyrical Lilyのことを好きになってくれるよう頑張りますので、末永くよろしくお願いします!
進藤:
もう5年も経つんですね。最初会った時は制服だったのが、制服を着なくなり、一緒にお 酒を飲むようになりました。ライブをするたびに私たちも成⻑を感じますし、ディグラーのみなさんもライブの回数を重ねるたびに盛り上がってくれる。そんな素敵なみなさんと宝物のような1日を過ごせて嬉しかったです。これからも応援よろしくお願いします!
反田:
ディグラーのみなさんに会うのもライブもすごい久しぶりだけど、実家のような安心感がありました。みなさんの顔を見たら温かい気持ちになりました。Lyrical Lilyをまだ知らない人もいますし、まだ見せられる新しい顔がたくさんあると思います。もっとライブをしてみなさんにいっぱい会いたいし、やりたいこともたくさんあります。またこんな温かいライブにみなさんをご招待できるよう私たちも全力で頑張ります。これからもLyrical Lilyを応援してくださると嬉しいです。本日はありがとうございました!
MCを終え、最後に披露されたのはアニメ『D4DJ All Mix』のOPを飾った「Maihime」。当時放送された映像が流れる中歌い上げ、最後まで彼女たちの可愛らしさや成⻑を感じられるライブとなった。
<Lyrical Lily 4th LIVE - 宝物の1日 ->
2024年11月17日(日)
品川プリンスStellar Ball
1.汚れっちまった悲しみの色
2.太陽のflare sherbet(cover)
3.タッチ(cover)
4.Agapē(cover)
5.メドレー1-昼公演-(プティプランス〜月に萌える〜銀河鉄道の夜に)
5.メドレー1-夜公演-(ぼなぺてぃーと♡S〜ギャラクシー☆ばばんがBang!〜創傷イノセンス)
6.夢十Yah!
7.メドレー2 (私、アイドル宣言〜ふ・れ・ん・ど・し・た・い〜アンダーカバー(TeddyLoid Remix))
8.夏ニモマケズ!
9.Happy Prince
10.IFの踊子
11.千リ一リ物語
12.注文の多い文化祭
13.White Margaret
14.ライム畑でつかまえて
15.Snow Black
16.ねむり姫
17.わんわんとチョコレイト工場
18.吾輩よ猫であれ
19.人間合格!!!!
20.君たちはKawaiku生きるか
〜DJ TIME〜
EN1.Dig Delight!(cover)
EN2.Maihime