735スタイル主催の海難救助訓練に35人参加
逗子市の浪子周辺でビーチクリーンや磯焼け対策に取り組む、地元サーファーらによるボランティア団体「735スタイル」が7月20日、逗子海岸東浜沖で10回目となる海難救助訓練を行った。同団体メンバーのほか、逗子サーフライフセービングクラブ、逗子消防署、一般も含めて35人が参加。海上保安庁も初めてオブザーバーで参加し、沖には巡視艇も現れた。
はじめに浜で、訓練実施責任者の比野裕介さんがサーフボードなどを使った救助方法をレクチャー。ボードの厚さ、長さなどの違いによる使用法を実演で見せた。その後、3人1組のチームを作り沖合へ移動し、救助役が溺者役をサーフボードに乗せ搬送する動作を繰り返した。逗子消防署は水上バイクで参加し、要救助者を乗りこませる訓練も行った。
海上訓練の後は陸に上がり、応急救護処置を実施。逗子消防署員の指導で、心臓マッサージ(胸骨圧迫)とAED(自動体外式除細動器)の使用法を学んだ。
訓練に参加した藤村長利さん(66)は「1回2回話を聞いても覚えられない。繰り返し訓練することが大事だと思う。いざという時に役立てたい」と語った。