【ラスボスのキセキ】芸能生活60周年記念・小林幸子凱旋衣裳展、初日に「ご本人登場」
「私にとっては『鎧』みたいなもの」と衣裳に対しての想いを語る小林幸子さん
新潟市中央区のNSG美術館において、「芸能生活60周年記念 小林幸子 ふるさと凱旋衣裳展~ラスボスのキセキ~」が開催されている。
同展は、昨年芸能生活60周年の節目を迎えた小林さんの足跡をたどる、芸能人生で初めての衣裳展であり、ふるさと新潟への感謝の想いを込めて企画された特別展。
右が2006年紅白歌合戦で披露した火の鳥をテーマにした衣裳。左が2009年紅白で着用された通称「メガ幸子」。このスケール感が毎年話題に
ファンタジックな「かぐや姫」モチーフの紅白衣裳
小林さんと言えば、紅白歌合戦でもおなじみになった壮大なスケールの「衣裳」が代名詞。近年は演歌だけでなくボカロなど幅広いジャンルを歌って若年層にも浸透し、衣裳のゴージャスさから「ラスボス」の異名をとっている。同展では紅白歌合戦で実際に着用した豪華衣裳(9点)のほか、コンサートやイベント、ミュージックビデオで実際に着用された衣裳(7点)、衣裳のデザイン画やディスコグラフィーなどのパネルも展示されている。
初日の今日(3月20日)は、小林さん本人も来館し、詰めかけた報道陣の取材に応じた。
小林さんは「(衣裳は)私にとっては鎧みたいなもの。衣裳を纏うことによって日常から切り離され、見ていただく方にわくわくやどきどきを『おすそわけ』できる」と話した。
2004年の紅白出場では、同年の新潟県中越地震での被災地を慮りきらびやかな衣裳は封印。シンプルな和装で「雪椿」を歌唱した
これまで紅白出場は33回を数え、そのうち20回程度で豪華絢爛な『衣裳』を披露しているという。中にはデザインや仕様などすべて出来上がった後に『重量制限』に引っ掛かってお蔵入りしたものもあるのだという。
「私、『下品』なのは嫌いですが『下世話』はわりと好きなんです。見せる方も見ていただくお客様も、両方楽しめれば」(小林さん)
囲み取材の後は自身のYouTubeチャンネルの撮影も行い、歴代の衣裳で綴る自らのヒストリーを、当時に想いを馳せながら観覧する姿があった。
「芸能生活60周年記念 小林幸子 ふるさと凱旋衣裳展~ラスボスのキセキ~」は2025年3月20日から8月24日までNSG美術館(新潟市中央区船見町5932-561)で開催される。入場料は一般700円(中学生以下は無料)。なお小林さんの要望で、入場料の一部は新潟・石川・富山の被災地支援へ寄付される。
主催のNSG美術館(新潟デザイン専門学校)スタッフから花束の贈呈
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