お笑いジーバー劇団 高齢者施設に笑い届ける 子どもボランティアも活躍
区内を中心にお笑いや寸劇などを披露する「お笑いジーバー劇団」が3月24日、鶴見中央の介護施設「銀河の詩」で詩吟や寸劇を披露した。当日は寺尾小学校の児童2人も「子どもボランティア」として参加し、会場を沸かせた。
同劇団は、鶴見中央ですし店を営む梶朋広さんが座長を務める団体。高齢者施設への慰問活動のほか、振り込め詐欺撲滅のための寸劇なども各地で披露している。
「待ってました」と喝采
当日は、劇団メンバーが入居者と一緒に発声練習をしたり、童謡「赤い靴」などを歌って楽しんだ。また、寸劇では、昨今事件になることの多い、恋人や結婚相手になったかのように振舞って金銭をだまし取る「ロマンス詐欺」について、同施設職員も犯人役で登場して熱演。演技後には梶さんから特殊詐欺への注意啓発も行われた。
そして、子どもボランティア2人が「ワンタンブラザーズ」として登場すると、入居者たちから「待ってました」との掛け声が。2人は映画となりのトトロの主題歌「さんぽ」の歌唱や、梶さん直伝のダジャレを披露。会場から大きな笑い声や拍手が送られ、最後は入居者たちとハイタッチして見送られた。
梶さんは「ワンタンブラザーズのおかげで大成功。ご高齢の方は子どもが出演するとすごく喜んでくれる。これからも、多くの子どもたちにぜひ参加してほしいです」と笑顔で話した。