食育にも! 市場直結で鮮度抜群の「お寿司ランチ」【京都市下京区】
京都には、老舗の名店から話題の最新スポットまで、さまざまなお店が軒を連ねています。新店舗のオープンや限定メニューなど、気になる情報が多すぎて、どこに行こうか迷ってしまうこともありますよね。
そんなときに参考にしたいのが、やはり地元の人の声! 『きょうとくらす』ユーザーが実際に訪れて「よかった!」と感じたスポットやグルメをご紹介していきます。
今回のテーマは、“京都のおいしいランチ”! 寿司店『本家さんきゅう』は、子どもと一緒に「おいしい・楽しい・学びがある」を叶える食事処を探している方におすすめ! 親子での外食にもぴったりで、食育のきっかけにもなる注目スポットです。
市場見学とセットで楽しめる! 中央市場の見学エリアへ
『本家さんきゅう』を訪れる前にぜひ立ち寄りたいのが、直結している『京都市中央市場』の水産棟見学エリア。
ここでは、魚がどのように運ばれ、調理され、食卓に届くのか……普段はなかなか見ることのできない流通の裏側を、パネルや映像でわかりやすく学ぶことができます。
また、市場を実際に走っている感覚を味わえる『モートライドツアー』も楽しめます。子どもと一緒に「お寿司になる前の魚」を見てからいただくことで、食材への関心や感謝の気持ちがぐっと深まりますよ。
鮮度抜群! 市場直結の「本家さんきゅう」へ
市場見学の後は、いよいよお寿司屋さんへ! 今回訪れる『本家さんきゅう』は、『京都市中央市場』の“とっておき旬の店”にも載っています。期待が膨らみますね。
『京都市中央市場』と『本家さんきゅう』がある『ホテル エミオン京都』は、直結しています。屋根があるので雨の日も安心。エレベーター完備も、子ども連れには嬉しいポイントです◎
『ホテル エミオン京都』の2階に構える『本家さんきゅう』は、2025年でオープンから丸5年になるそう。『京都市中央市場』で毎朝仕入れた鮮魚をその日のうちに提供する、知る人ぞ知る人気店です。
店内は活気がありながらも落ち着いた雰囲気で、子ども連れもOK。席が100席もある広い店舗です。
カウンター・テーブル席だけではなく、座敷もあり、子ども用の椅子も完備されていますよ。
目玉は950円ランチ! 驚くほどの満足感
『本家さんきゅう』でまず注目したいのが、『すし定食』(950円)。寿司盛りに加えて具沢山の赤だしが付いたこのランチ、なんと“ほぼ原価”で提供されているんだとか……! お昼時には250人以上がランチを注文するほど人気です。
ネタは日替わりで、その日の朝に仕入れたとびきり新鮮なものを職人さんが丁寧に握ってくれるスタイル。ネタひとつひとつが大きく、透き通っており、新鮮さが伝わります。
この日は、ハモもありました! 「この魚も市場で仕入れたのかな?」と、子どもも早速魚に興味を深めています。
「これ、本当に950円で食べていいの?」と驚くほど、抜群のおいしさとボリューム。宣伝には一切費用をかけず、その分を味と価格に反映させ「お客様に還元したい」というお店のポリシーが伝わってきます。
店長から「夜はもっとおいしくて希少な部位を食べることができますよ」との声に、「ランチだけで終わるのはもったいない!」と感じました。次はぜひ夜のメニューをいただいてみたいです。
子どもに嬉しいメニューも!
子ども向けのメニューも豊富で、『サーモン』(390円/2貫)や『自家製玉子』(200円/1貫)、『カッパたわら巻』(200円)など、小さな子どもでも食べやすいネタがたくさん。『三ツ矢サイダー』(280円)など、ドリンクもあります。
寿司下駄に乗ったお寿司に、子どもも大興奮です♡
ひとくちでは食べきれないほどの大きなネタに、「いつものお寿司と全然違う!」と喜んでいました。
お寿司が苦手な子どもでも楽しめるよう、サイドメニューや天ぷらなどの一品料理も充実しています。今回注文した『とうもろこしのかき揚げ』(880円)は、ふんわり甘く、味見した親にとっても好みの味で、取り合いになるほどでした。とうもろこしはもちろん、九条ねぎや玉ねぎも、『京都市中央市場』で仕入れたもの。
親はもちろん、子どももそのおいしさに微笑む『本家さんきゅう』。予約が可能なのはランチ終了後の15:00~のため、早めの来店がおすすめですよ。
店舗詳細
本家さんきゅう ホテル エミオン京都店
住所:京都府京都市下京区朱雀堂ノ口町20-4 ホテル エミオン京都 2階
電話番号:075-585-4139
営業時間:11:00〜22:00(L.O. 21:40)※ランチタイムは11:00~15:00
定休日:なし
スポット詳細
京都市中央市場 水産棟 見学エリア
住所:京都府京都市下京区朱雀分木町80
開所時間:5:00~17:00
休所日:水曜日(祝日を除く)・年末年始(12月31日~1月4日)
ライター・ikeariのひとこと
市場で魚の流通を学び、実際にその新鮮な魚を味わうという、一連の流れはまさに“体験型の食育”です。旬ごとに変わるネタの内容や、季節ごとに表情を変えるお店のメニュー。
訪れるたびに、新しい発見があります。「今日はどんなネタがあるかな?」と、子どもとワクワクしながら訪れてみてくださいね。
文/ikeari
【画像】ikeari
※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
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