浮世絵と昔の遊びを見る 市民ギャラリーで展示中
藤沢市民ギャラリー常設展示室(ODAKYU湘南GATE6階)で、藤澤浮世絵館による展示「浮世絵とみる昔の暮らしの遊戯たち」が開催されている。入室無料。9月16日(月)まで。
「遊び」をテーマに、学芸員が選んだ江戸・明治時代の浮世絵や版本のほか、当時の人形や玩具が紹介されている。浮世絵作品では、大名行列の「槍持」の人形を手に持った男の子が描かれた歌川広重・国貞『双筆五十三次日本橋』。版本は十返舎一九『諸国道中金の草鞋』などを展示。人形や玩具は江戸時代から生産されている「三春張子」や、浮世絵を切ってペーパークラフトにする「組上絵」なども並べられている。
各展示物の案内板は平仮名や振り仮名を多く使った説明で、子どもから大人まで楽しめる展示内容となっている。「夏休みの宿題などにも使える展示。ぜひ実物を見に来ていただければ」と同館担当者。平日は午前10時から午後8時、土日祝は午後6時まで。問い合わせは同館【電話】0466・33・0111。