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『サクラ大戦V』発売20周年に紐育華撃団が集結!『サクラ大戦V 20周年 紐育☆星たちの集い』開催! 8月29日より再配信決定!

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

2025年7月12日(土)東京都北区・王子の北とぴあ ドームホールにて『サクラ大戦V 20th Anniversary「紐育☆星たちの集い」2025 Star Five Scramble!』が開催されました(昼の部14時~/夜の部17時~)。

2005年7月7日のPlayStation 2用ゲームソフト『サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~』発売から、今月でちょうど20年。そんな記念すべきタイミングに九条 昴役の園崎未恵さんが動き、そこにたくさんの想いと力が加わることでイベントが実現。2014年8月の「紐育星組ショウ2014 ~お楽しみはこれからだ~」以来、11年ぶりに紐育華撃団が集結することになりました。

紐育星組の5人のメンバー“スターファイブ”と星組隊長の大河新次郎、さらに夜公演ではプラム・スパニエル&吉野杏里の“ワンペア”まで揃って主題歌「地上の戦士」を歌い踊り、ラストのお約束のフリ「摩天楼にバキューン!」を会場全員で決めたりと、往年の紐育星組ショウの魅力をすべて再現。映像でしか観たことがないというファンも増えた中、生の舞台と生配信で紐育華撃団の健在ぶりを示しました。

8月29日(金)から9月4日(木)までイープラスにて再配信も決定。七夕生まれの紐育星組、まだまだ厳しい暑さが続く夏を乗り切るためにも、夏の紐育公演を再配信でお楽しみあれ!

【写真】『サクラ大戦V 20周年 紐育☆星たちの集い』開催! 8月29日より再配信決定!

11年ぶりにスターファイブが勢揃い! エンドロールではとびきりのサプライズも!

北とぴあ ドームホールは元々はプラネタリウム施設とあって、天井が曲面スクリーンになっている特有の形をしています。

ホール中央に投影機スペースがある関係で席数も150席と少なく、そこにスタッフや機材も入るため、客席として使えるのは130席。つまり昼夜公演あわせて260席を目掛けてサクラファンが殺到したため、サクラ大戦シリーズのイベント名物“チケット大戦”の中でもかなりの高倍率となりました。

開演前のアナウンスとして大河新次郎役・菅沼久義さんの声が流れた後、1曲目「Stand up for Love」のイントロに乗って九条昴役の園崎未恵さん、リカリッタ・アリエス役の齋藤彩夏さん、ジェミニ・サンライズ役の小林沙苗さん、サジータ・ワインバーグ役の皆川純子さん、ダイアナ・カプリス役の松谷彼哉さんの順でスターファイブが登場。キャラクター衣装ではなく、それぞれのキャラクターカラーのドレスをまとっています。

▲11年ぶりにスターファイブが勢揃い!
 

2曲目からソロコーナーとなり、まずは小林沙苗さんがレビュウ「サクラ大戦 紐育レビュウショウ~歌う大紐育~」より「街の灯」を披露します。

3曲目は松谷彼哉さんで、レビュウ「サクラ大戦 紐育レビュウショウ~歌う大紐育~」より「モノクローム」。今回に合わせてメガネを新調したものの、照明の影響を考慮して本番では使わなかったそうです。

4曲目は園崎未恵さん。プラネタリウムの天井に映した銀河の下で、九条昴キャラクターソング「輝く星座」を絶唱!

5曲目は齋藤彩夏さんで、『サクラ大戦V』挿入歌「ジャングルレビュー」。リカをイメージした大きなおさげ髪が目を引きます。

6曲目は皆川純子さんで、レビュウ「サクラ大戦 紐育レビュウショウ~歌う大紐育~」より「ブラックペッパー」。皆川さんはサクラ関連イベントへの出演自体が11年ぶり!

7曲目に三つ揃えのスーツ姿の菅沼久義さんが登場し、「サクラ大戦 紐育星組ライブ2011 ~星を継ぐもの~」より「この道は」を披露しました。

▲8曲目は小林沙苗さんと齋藤彩夏さんで、OVA『サクラ大戦 ニューヨーク・紐育』より「夜明け」を明るくデュエット。客席の間をハイタッチしながら回るサービスも!
 

小林さんから「紐育の懐かしいナンバーを聴いていただきました」とMCが入り、全員を呼び込んでトークコーナーに移ります。

まずは今年が『サクラ大戦V』発売からちょうど20周年になるという話で盛り上がりますが、ジェミニだけはその1年前、2004年9月22日発売のPlayStation 2用ゲームソフト『サクラ大戦V EPISODE 0~荒野のサムライ娘~』で初登場していることから、園崎さんより「沙苗ちゃんだけ21周年?」とツッコミが入ります。

それを受けて周りから急に先輩扱いされた小林さんは「一緒がいいな」と漏らし、みんな一緒に20周年ということになりました。

書き下ろしの朗読劇もあり、リトルリップ・シアターのオーナー、マイケル・サニーサイドが設置した出所の怪しい冷却装置によって劇場内が冷凍庫化。その対応に追われたスタッフを労うためにパーティーを開こうと、メンバーが奔走する様子が描かれました。

▲パーティー用に「お肉を“連れて”くる」と不穏な発言をしたリカは、今こそ非常食の出番ということで相棒のフェレット・ノコを差し出し、それだけでは量が足りないためジェミニの愛馬ラリーまで食材にしようと駆け出すも、全員から猛反発を受けて断念。代わりにニワトリを捕まえてきて絞めようとします。絶体絶命のニワトリの鳴き声は菅沼さんが熱演!

▲9曲目はレビュウ「サクラ大戦 紐育レビュウショウ 歌う♪大紐育♪ 3 ~ラストショウ~」より「5つのレシピ」。5人のヒロインがひとりずつ新次郎と見つめ合って「キミが好きなんだ」と歌う曲で、気持ちが入り込んで感極まるメンバーも

▲ラストの10曲目は『サクラ大戦V』主題歌「地上の戦士」。額に当てた右手を前に伸ばし、拳銃を撃つ仕草をするサビの振りも11年振り! 紐育星組のイベントは今回が初という人も多かったものの、会場中が揃ってバキューン!

▲アンコールの11曲目は「サクラ大戦 紐育星組ショウ2013 ~ワイルド・ウエスト・希望~」より「KIRAKIRAと星を瞳に、また明日」
 

最後はお約束の「摩天楼にバキューン!」。こちらも11年ぶりということで、菅沼さんからバキューン講座が行われ、小林さんの掛け声に合わせて全員でバッキューン! 紐育星組のショウの魅力を存分に発揮しました。

ステージから6人が退場し終演、と思いきや場内は明るくならず、なんとエンドロールとしてラチェット・アルタイルの「夢よ」が流れます。

ラチェット役の久野綾希子さんは2022年8月に逝去されたため、新規のサクラ大戦イベントへの出演が叶わないことは全員わかっていたわけですが、「サクラ大戦 紐育レビュウショウ~歌う♪大紐育♪3~」のライブ音源による「夢よ」が会場に流れると、まさにラチェットがその場で歌い上げている臨場感!

この粋なサプライズに、歌唱後には大拍手が沸き上がりました。

さらに終演アナウンスを担当したのが、なんと新次郎の母・大河双葉役の笠原留美さん! 「新くん、母は嬉しいぞ!」と息子のがんばりまで讃える個性全開の喋りで微笑ましさも感じさせ、最後の最後までファンサービスに溢れたイベントとなりました。

夜公演にはワンペアも参加! エンドロールも合わせて紐育華撃団コンプリート!

夜公演の前半は昼公演と同じ構成で進みます。

▲スターファイブのソロパートが終わると、7曲目に松谷さんと園崎さんが「サクラ大戦 紐育星組ショウ2014 〜お楽しみはこれからだ〜」より「月光組曲」をデュエット。プラネタリウムという会場と幻想的な曲調がよく合います

▲夜公演のみ出演するプラム・スパニエル役の麻生かほ里さんと吉野杏里役の本名陽子さんが登場! 8曲目の『サクラ大戦V』挿入歌「ザ・シティー」で盛り上がります。途中から菅沼さんも加わり、客席の歓声や手拍子も一際大きく!
 

歌唱後は菅沼さん、麻生さん、本名さんでトーク。この3人が揃うのも11年ぶりで、せっかくなので「あからさまに言っちゃあ、ヤボ~」と言いながら3人揃ってバックステップするお約束もきっちり再現。紐育星組のショウの醍醐味をこれでもかと入れてきます。

その後はスターファイブも加わり、8人で朗読劇。昼公演の朗読劇に続く内容で、働き過ぎの新次郎が休日に5人のヒロインそれぞれとどんなデートを繰り広げたかが描かれます。

▲リカとは動物園でデートという名の非常食選び。園崎さんがノコのぬいぐるみを縦横無尽に使い、いつ食卓に上げられるか知れない哀しき獣の感情の機微を表現する「ノコ芸」も健在でした
 

夏の陽射しが厳しいダイアナは、夜のデートで新次郎を墓地に誘い、日本の「一緒のお墓に入ってくれ」という言い回しを引用して、ここが「愛し合うふたりの終着地点」と主張。ダイアナワールド全開で新次郎を困惑させます。

サジータとのデートでは、ハーレムの黒人暴走族「ケンタウロス」まで付いてきてしまい、拳で語り合うことに!?

昴の日本舞踊の稽古に付き合わされ、レベルが高すぎる要求に四苦八苦する新次郎。しかも最後はきっちり甘い言葉で新次郎を励ます、昴の見事な飴と鞭の使いっぷりも描かれました。

ジェミニはベンチで眠っていたら新次郎に膝枕され、自然とお互いの顔が近づいてきて……というシチュエーションを新次郎とジェミニ両方のセリフを再現しながら熱演。スターファイブにただならぬ緊張感を生んだ後、「そこで目が覚めたんだけど」と夢の話だったことを明かします。一方、新次郎はスターファイブに追い回され、銃で撃たれたり回復を受けたりと大わらわ。

9曲目は『サクラ大戦V』EDテーマ「Kiss me sweet」。この曲は歌い出しがサジータなのですが、皆川さんはフィンガースナップの数をカウントして出だしを掴んでおり、それが本番で観客の拍手にかき消されてカウントがわからなくなったという逸話が。今回はうまく行って胸を撫でおろしていました。

▲夜公演もラストの10曲目は『サクラ大戦V』主題歌「地上の戦士」

▲アンコールの11曲目は『サクラ大戦V』挿入歌「ここはパラダイス〜リトルリップシアターのテーマ〜」。本来は内田直哉さんが演じるマイケル・サニーサイドとワンペアによるナンバーですが、今回はサニーの代わりを新次郎が務め、内田直哉さんの歌い方やアピールの仕方を菅沼さんがリスペクト! この場にいなくても影響力が強いサニーの凄さをまざまざと感じました
 

全員が並んで最後のトーク。ここで今回のイベントが園崎さん発案の企画であることや、選曲もすべて園崎さんが行っていたことが明かされました。小林さんもまるで「昴さんが構成」しているように感じたと語り、”紐育星組のキャラクターである九条昴がプロデュースしたショウ”という新たな2.5次元イベントの形も生まれた気がします。

紐育星組に関しては、記者会見を除いては全員がキャストとしてステージに上がる機会もなかったため、実は初めてのことが色々とあったイベントになりました。

夜公演のエンドロールは、マイケル・サニーサイドとワンペアの「LOVE is」。出演はなかったものの内田直哉さんの歌声が流れたことで、紐育華撃団メンバー全員が揃いました。

終演アナウンスはスターファイブが務め、昼夜あわせて人気の楽曲もコンプリート。せっかくの20周年だからみんなでショウをやりたいというキャストの想いに様々な力が加わって実現したイベントだけに、サクラファンの心の隅々まで潤すような素晴らしい内容でした。

来年はいよいよシリーズのスタートから30年目を迎える『サクラ大戦』。今回の紐育星組20周年公演は、キャスト発案の企画ではあれど大きな盛り上がりを見せ、『サクラ大戦』シリーズ30周年という節目への期待も高まります。

『サクラ大戦V 20th Anniversary「紐育☆星たちの集い」2025 Star Five Scramble!』セットリスト

[昼公演]
1.Stand up for Love
2.街の灯
3.モノクローム
4.輝く星座
5.ジャングルレビュー
6.ブラックペッパー
7.この道は
8.夜明け
9.5つのレシピ
10.地上の戦士
11.KIRAKIRAと星を瞳に、また明日

[夜公演]
1.Stand up for Love
2.街の灯
3.モノクローム
4.輝く星座
5.ジャングルレビュー
6.ブラックペッパー
7.月光組曲
8.ザ・シティー
9.Kiss me sweet
10.地上の戦士
11.ここはパラダイス〜リトルリップシアターのテーマ〜

[取材・文/帝劇スタ夫 画像/オフィシャル提供]

公演概要

出演:紐育星組
小林沙苗(ジェミニ・サンライズ役)
皆川純子(サジータ・ワインバーグ役)
齋藤彩夏(リカリッタ・アリエス役)
松谷彼哉(ダイアナ・カプリス役)
園崎未恵(九条昴役)
菅沼久義(大河新次郎役)

麻生かほ里(プラム・スパニエル役)※夜の部のみ
本名陽子(吉野杏里役)※夜の部のみ

協力:株式会社セガ
主催:ほしぐみ会/Puri Prince Inc.

再配信情報

イープラス配信 2025年8月29日(金)~ 9月4日(木)23:59まで

販売開始 2025年8月28日(木)19:00~
価格 4,000円

問い合わせ イベント運営“ほしぐみ会”
https://x.com/nyhoshigumi20

イープラス https://eplus.jp/
(スマートフォン/PC/ファミリーマート店舗)

サクラ大戦.com
ほしぐみ会公式X

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