「焼き芋」を2か月保存させる意外な方法。正しい保存でおいしさキープ「半解凍でスイーツにもなる!」
食べきれない焼き芋を冷凍して保存している人も多いのでは? じつは丸ごと冷凍するのと、切って冷凍するのでは保存期間も違ってくるんです。今回は料理研究家で冷蔵庫収納アドバイザーの島本美由紀さんに、「焼き芋の保存方法」を教えていただきます。
教えてくれたのは……島本美由紀さん
家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する「ラク家事アドバイザー」、エコの観点から食品保存や冷蔵庫収納を提案する「食品ロス削減アドバイザー」、「冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー」として活動しYouTube「島本美由紀のラク家事CH」では家事がラクになるアイデアを発信中。
解凍後もおいしく食べられる
今日は、楽しい食品保存のテクニックをご紹介します。今日ご紹介するのは、「焼き芋の冷凍保存」です。寒い季節のおやつとして親しまれている焼き芋。ホカホカで甘い焼き芋を食べると、幸せな気持ちになりますよね。冷凍の焼き芋は長期保存ができるだけでなく、解凍後もおいしくいただくことができるので、冷凍保存はとってもおすすめなんです。
「さつまいも」のおいしい時期と栄養素は??
さつまいもの旬は9月から11月ですが、最もおいしく食べられるのは冬にかけて。収穫後2ヶ月~3ヶ月ほど貯蔵することで水分が抜け、甘くておいしいさつまいもになるので、冬に食べるさつまいもはおすすめなんです。食物繊維やビタミンCなどの栄養素を含んでいて栄養価がとても高く、風邪予防や体質改善にも効果的です。
焼き芋の「冷凍保存方法」とは?
【丸ごと】1本ずつ冷凍すると2ヶ月保存できる
焼き芋は1本ずつラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて冷凍すれば、保存期間は2ヶ月。電子レンジやオーブンで温め直しをすれば、そのまま焼き芋として楽しめます。
【切って】ひと口サイズは保存期間が1ヶ月
保存期間は丸ごとよりも短くなりますが、切って冷凍が個人的にはおすすめです。食べやすい大きさに切ってひとつずつラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて冷凍すれば保存期間は1ヶ月。食べたい分だけレンジで解凍すれば、小腹が空いたときのおやつにとても便利です。
皮はむいても向かなくてもどちらでもOKですが、焼き芋の皮にも食物繊維などの栄養がたっぷり含まれていますので、皮ごと食べた方が栄養面ではお得です。
【つぶして】つぶした焼き芋の保存期間は1ヶ月
つぶしてから冷凍するのも便利です。こちらも保存期間は1ヶ月。冷蔵室で解凍して使ってください。
使いやすい量ごとに菜箸なので跡をつけておくと、冷凍してから折って使うことができます。さつまいもサラダやペーストコロッケ、ポタージュにもおすすめです。
冷凍した焼き芋がスイーツに変身する保存方法
冷凍した焼き芋は室温に5分~10分ほど置いておくだけで、とてもおいしい焼き芋スイーツに変身します。半解凍でいただくと、シャーベットになりますよ。
1本を4等分に切って冷凍しておくと、スプーンですくうことができるので食べやすいです。甘さが足りなければ、ハチミツやメープルシロップ、粉糖などをかけて食べてみてください。ヨーグルトとも相性を抜群です。
いかがでしたか? 今日は、「焼き芋の冷凍での保存方法」をご紹介しました。ちょっとしたコツでおいしく長持ちします。そしていつでもこのおいしさを楽しめますので、ぜひ冷凍保存をやってみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。
ayako/ライター